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記事全文を読む→スズキ「ジムニーノマド」発売から4カ月で一時出荷停止…オーナーに広がる不安と疑念
「来週キーを渡せます」と告げられていたオーナーに、突如として降りかかった納車中止の報。スズキが新型「ジムニー ノマド」の国内ディーラー向け出荷を一時停止していたことが、共同通信など複数メディアにより報じられた。4月3日の発売からわずか4カ月という異例の事態である。
「ジムニー ノマド」は、1月30日に発表されたジムニー初の5ドアモデルである。全長は3850ミリに延長され、後部座席用ドアと285リッターの荷室を備えながらも、本格クロスカントリー仕様であるラダーフレーム構造、副変速機付き4WD、1.5L自然吸気エンジンを搭載している。最新の安全装備として、デュアルカメラブレーキサポートをいち早く採用し、発表からわずか4日間で国内のバックオーダーは5万台に達し、2月3日には受注が一時停止された。
生産拠点はインド・グルガオン工場で、日本向けには当初月1200台の出荷枠が設けられていたが、7月からは月3300台に増強されていた。スズキはディーラーに対して「お盆前後に大量納車を開始する」との通知を出していた矢先の混乱である。
現時点でスズキは停止の理由も、再開時期も公表しておらず、塗装剥離など品質不具合の噂はあるものの、明確な裏付けは確認されていない。
同様の納車停止は、オーストラリアでも報道されており、日本仕様に限定されないグローバルな問題の可能性も指摘されている。業界アナリストは「短期間での増産が品質管理に悪影響を及ぼした可能性がある」と述べ、長期化の懸念を示している。
国内価格は5速MTが265万1000円、4速ATが275万円。軽ジムニーと3ドア・シエラの中間的存在であり、ファミリー層からアウトドア愛好家まで幅広い支持を集めている。秋にはジムニー/ジムニーシエラ(5型)の一部改良も予定されており、ノマドと同様の安全装備の追加と価格アップ(約20万円)が噂されていたが、この混乱が今後のスケジュールに影響を及ぼす可能性もある。
一部では、受注再開は2026年3月と囁かれていたが、今回の出荷停止によりその見通しも白紙に戻った。納車待ちのオーナーたちは、インドの生産ラインや輸送状況、部品供給などの最新情報を求め続けているが、疑念と不安が拭えない。
無骨なジムニーに実用性を加えたノマド。その「5つ目のドア」が再び開かれる日は、果たしていつになるのか。オーナーたちの焦燥感は、まるでアイドリング中のエンジンのようにくすぶり続けている。
(ケン高田)
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