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記事全文を読む→M-1王者もTHE W覇者も見習うべし!全国ツアーライブの清水ミチコに見た「これぞ芸」のスゴイ引き出し
過去最多のエントリー数となる1万1521組の中から、結成10年目のコンビ「たくろう」が優勝を飾って幕を閉じた「M-1グランプリ2025」。個人的には決勝に進出した唯一の女芸人「ヨネダ2000」を応援していたので、ちょっぴり残念だった。まあ、相変わらずシュールなリズムネタだったので、笑いながらも早い段階で「こりゃあ、勝ち残りはないな」と予想してはいたけども。
とはいえ、放送後に話題になったのは粗品(霜降り明星)が発した超辛口の審査コメントだけだったという、今年の「女芸人No.1決定戦 THE W」にはハナから出場せず、男芸人が圧倒的多数を占める「M-1グランプリ」の舞台で自分たちらしさを存分に発揮したヨネダ2000は、単純にカッコいいと思う。
とはいえ、笑いの世界において、女が男と同じ土俵で勝つというのは難しいものだなと、改めて思い知ったのも事実。「妙なお色気」とか、逆に「ブサイク」とかを売りにするでもなく、純粋に「芸と喋り」で笑いをとれる女性というと、なかなか限られてくる。
そんな中、厳密に言えば「芸人」というよりは「タレント」ではあるけれど、そんじょそこらの芸人よりよっぽど達者な芸と喋りで笑わせてくれるのは、清水ミチコだと信じてやまない。
現在、「清水ミチコのHAPPY PARADISE」と称する全国ツアー中。かく言う私も先日、横浜関内ホールでのライブに行って来た(ちなみに、彼女のライブに行くのは今回が2回目)。これから見るのを楽しみにしている同志もいるだろうから、詳細は極力避けるが、その内容を軽く紹介すると…。
独学とは信じられないほど、相変わらず達者なピアノの演奏をしながら黒柳徹子、大竹しのぶ、瀬戸内寂聴、桃井かおり、デヴィ夫人、松任谷由実などといった、ベテランならではの、令和の世においてはちょっと古めの人選で固めた鉄板モノマネ。新ネタの高市早苗首相を組み込んだ、小池百合子東京都知事をコケにしたものまねコントを披露したり、かと思えばユーミンの名曲「卒業写真」を田久保真紀氏(前伊東市長)の一連の学歴詐称疑惑を揶揄した替え歌にして弾き語り。ブラックな笑いで世相も切ってみせた。歌、演奏、モノマネ、コント、トーク、客いじりと、実に盛りだくさんな内容だった。
そのライブ中にチラッと話していたことだが、12月22日の「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)では、長年の友人であり、ものまねレパートリーのひとりでもある平野レミとのこんなやりとりが放送された。
「私は(レミさんの)マネするのが好きなんだけど、レミさんは私のモノマネがすごい嫌いなの」
「あとの(私以外の人のモノマネ)は全部うまいよ」
とはいえ、「えっとさー、これをさーこうやってー」という自分のモノマネを間近で見た平野がひと言。
「下品でしょ」
しかし、本人を前にしてもなんの気後れもなく(それどころか普段よりもちょっと雑に)モノマネする清水の姿に、こちらは「待ってました」とテレビの前で拍手喝采であった。
まだ「ナマ清水ミチコ」を体験したことがない方々は是非、彼女のライブに足を運んでみることをお勧めする。チケット入手はなかなか難しいけど、絶対に笑えるし、これが「芸」ってものだと感心することになるから。
(堀江南)
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