芸能
Posted on 2023年09月19日 05:59

「入籍と子宮ガン発症」を同時報告した原千晶の苦悩と喜び/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史

2023年09月19日 05:59

 それはまさに、苦悩と喜びがないまぜになった記者会見だった。

 第21代クラリオンガールとしてデビューして脚光を浴び、1997年11月には「BORA BORA原千晶+篠山紀信写真集」を発売。南太平洋に浮かぶボラボラ島で撮り下ろされた、初のヘア写真集は当時、世の男性たちをトリコにした。

 そんな原が都内で会見を開き、入籍報告と同時に自らの子宮ガンを報告したのは、2010年11月15日のことだ。席に着いた原は、ひと呼吸おいてからこう語り出した。

「すでに報道や、生放送でお話しさせていただいた通り、10月10日に入籍いたしました。ただ、2005年2月、子宮頸ガンの一部切除手術をし、今年1月には子宮頸ガンと子宮体ガンを患いまして、2度の手術を体験しました」

 原によれば、2005年の時は、病院での検査で判明。手術を受けて体調は回復したというが、

「悪いところを全部取ったので治ったと思い、定期健診を怠ってしまって、ケアもしなかった。私が甘かったのだと思います」

 その結果、2009年末には子宮頸ガンと子宮体ガンの併発に加え、リンパ節への転移も判明。

「1月に骨盤内のリンパ節の切除と、子宮を全摘出する手術を受けました。5年前の手術の時は公表する気はありませんでしたが、2度目の手術を体験し、抗ガン剤治療のため、ずっとカツラをかぶっていた。眉毛もまつげもなく、わかる人にはわかってしまう。公表することで(同じ病気に人の)救いになれば、とたくさんの方が言いますが、そういうきれいごとではなく、まずは自分が楽になりたかった。ビジュアルが変わっていくことを隠し切れなくなったというのが(事実を公表した)大きな理由です」

 そう語る原は、この会見でもカツラを着用していたが、SNS上で「なぜカツラをつけているの?」と話題になり、皮肉にもそれが「ガン告白」の背中を押す要因になったと明かしたのだ。そんな失意の中にある彼女を支えてくれたのが、入籍した1歳年上の番組プロデューサーの夫だった。

「主人とは何年か前から一緒に生活してきたので、そのまま変わりなく。入籍という形で書類を出しただけなので、あまり実感が湧きません」

 そう言って苦笑いするも、その表情は歓びに満ちているように見えた。

 それから13年。彼女がSNSで「左脚4カ所にリンパ液の漏れが見つかった」と告白したのは、今年7月27日のことだ。

〈発症は辛い事ですが、自分の身体としっかり向き合いながら決して悲観せず、これからも自分らしく進んでいこうと思います。保存療法をきちんと行ってこれ以上悪化させない事が当面の目標です。変わらず人生を楽しんでいくぞー!〉

 そんな前向きのコメントを目にして、改めて彼女の芯の強さを感じたのだった。

(山川敦司)

1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年07月27日 11:00

    二転三転したサッカー日本代表の次期監督問題、どうもスッキリしないのはなぜか。日本サッカー協会(JFA)は北中米W杯で指揮を執った森保一監督を、来年1月に開幕するアジアカップ(2027年1月7日から2月5日・サウジアラビア))まで続投させるこ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月28日 14:30

    中日ドラゴンズの元投手で、タレントなどで活躍した板東英二さんが7月22日に慢性心不全のため死去していたと、7月28日に公式サイトで発表した。86歳だった。1940年4月生まれ、満州出身で戦後は徳島県で育った。徳島商時代にエース投手でプレーし...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月29日 11:30

    コロラド・ロッキーズの菅野智之が「夏の主役」となりそうだ。メジャーリーグ各球団が期限ギリギリになると、駆け込みトレードを次々と成立させている。優勝争いから脱落したチームが主力選手を手放し、その見返りとして将来性の高い若手選手を複数人もらう。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/21発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク