社会
Posted on 2023年09月22日 09:58

沖縄ちょんの間「コザ吉原」が壊滅から復活できたのは「反社と関係ないから」という裏事情

2023年09月22日 09:58

 2012年の一斉摘発により壊滅に追い込まれたが、現在は復活し、ひっそりと営業を続けている沖縄県沖縄市の「吉原社交街(コザ吉原)」。復活した理由として、摘発後に沖縄中部の性犯罪が急増し、性サービス業界の規制が緩くなったことが挙げられている。

 一度、壊滅した「ちょんの間」が復活するのは、かなり稀なケースである。例えば関東屈指の「青線地帯」として有名だった神奈川県横浜市の黄金町。この地が全盛期といわれていた1990年代には、中国や東南アジア、中米など、延べ1000人の外国人女性が働いていた。

 ところが2002年には地域住民らによる「風俗拡大防止協議会」が結成され、2005年には警察による集中的な摘発により、8月には全店が閉店。また、コザ吉原とともに沖縄の二大赤線地帯として名を馳せていた宜野湾市の「真栄原社交街(通称:新町)」は一斉摘発を受けた2009年以降、長い間ゴーストタウンのようだった。今では旧置屋を取り壊してアパートが建設されるなど、再開発が進められている。

 なぜ、コザ吉原は復活できたのか。その理由を現地で調べていると、とあるスナックのママからこんな話を聞くことができた。

「元々、2009年の新町や吉原の摘発は、反社がバックについている置屋を警察が潰すのが目的だったと聞きました。私が知る限り、沖縄のちょんの間で反社がついているのはほんの一部だったんです。ところが地元住民の反対もあり、警察は全てを摘発せざるをえなかった。特に新町があった宜野湾市では、フェミ団体の声から反対する声が多く聞かれたようです。今、吉原で復活している置屋は反社とは関係ないので、営業できるようですね」

 一方、沖縄市に住む性サービス店の男性からは、こんな声が。

「昔は本島から、ホストクラブの借金などのカタに売られて働いている子が多かったのですが、今のコザ吉原ではスカウトマンを使っていないと聞きます。ホストがスカウトマンに女性客を紹介して性サービス店で働かせるのは、反社に金が落ちるということですからね。今は単に生活が苦しい女性が自発的に働いて、それなら…と警察も目をつむっているのではないですか」

 新町があった宜野湾市では2009年の摘発以降、メンズエステなどが軒並みオープンしたが、近隣住民からのたび重なる苦情によって、これも摘発された。

 一方、コザ吉原がある沖縄市で近隣住民に話を聞くと、

「派手に営業して迷惑をかけているわけではないし、性犯罪が減るのであれば、それでいいのでは」

 ちょんの間の復活に肯定的な雰囲気。地元ならではの様々な裏事情があるようだ。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク