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巨人・原監督が渡辺恒雄主筆を裏切った「読売新聞の発行部数」が左右する去就

 2年連続4位が確定した巨人。今季の原巨人は1度も2位以上につくことなく、最高順位は3位。それどころか4月には単独最下位に落ちたこともあった。

 開幕前、原辰徳監督は「選手層が厚くなった。過去最高の練習ができた」などと胸を張っていたのだが…こうなると、巨人にとっては嵐のオフがやってくる流れだ。

 巨人・山口寿一オーナーは9月29日に行われた12球団オーナー会議後、「契約についてどう考えるかということも含めて、真剣に考える必要があるだろう」と、来年もう1年契約がある原監督の去就について注目発言を行い、「原続投」のような発言は一切なかった。

 今季開幕前、こんなことがあった。4年ぶりに開催された財界有志で構成する巨人軍応援組織「燦燦会」で、読売新聞の渡辺恒雄主筆が登壇。これだけでもニュースなのだが、挨拶に立ち「読売新聞の部数は巨人軍の勝敗に左右されている」と話した。また巨人が黄金時代だったV9(1965年から1973年)では「平均で5.1%(読売新聞の発行)部数が伸びている」と指摘。この挨拶を受け原監督も「(読売)新聞の発行部数が伸びるように頑張ってまいります」と優勝を「公約」していた。

 渡辺主筆が巨人オーナーだった時代には、読売新聞は世界一の発行部数1000万部を突破。ギネス記録に認定もされた。今は昨今の新聞不況の波を受け600万部台を推移している。ここ数年、巨人が得意だった大型補強ができない理由でもあるのだが、

「今季も優勝できずに終わったことで、読売新聞や系列のスポーツ報知の発行部数が落ちたら、原監督の去就にも大きく影響することは間違いありません」(巨人担当記者)

「2年連続同一監督でBクラス」という成績は88年の歴史がある巨人軍監督にあって史上初の屈辱。しかも残り3試合で69勝70敗の借金1で、21年、22年も借金を残してシーズンを終えている。3季連続で貯金ナシでシーズンを終えれば、これも原監督が初めて。巨人史上初の屈辱のオンパレードに、責任の取り方にも注目が集まる嵐のオフが間もなく幕開けする。

(小田龍司)

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