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記事全文を読む→メジャー最強守護神ディアスのドジャース入りが「夏の甲子園大会」に異変をもらたす「登場曲Narco」吹奏楽演奏トランペット揺れ揺れ
ドジャースが現役No.1クローザーと称されるエドウィン・ディアス(メッツからFA)の獲得に成功した。3年総額6900万ドル(約107億円)で、背番号は「3」に決まった。
ブルペン陣の防御率がメジャーリーグ30球団中20位タイの4.27だったドジャースにとって、守護神の獲得は最重要事項だった。ディアス入団に地元ロサンゼルスのファンは盛り上がるが、その余波は日本の高校野球界に及んでいる。いったいなぜか。
スポーツ紙デスクが言う。
「広島の栗林良吏が今季から、セーブポイントが付く場面での登場曲に『Narco』を使うようになりました。ただ、今季の栗林は調子がイマイチだったせいか、ファンの間では定着しませんでした」
「Narco」はオーストラリア出身のミュージシャン、ティミー・トランペットの曲だ。
一方、高校野球の地方予選を取材すると、スタンドで「Narco」を演奏する学校を見かけるようになった。メジャーリーグ中継の影響であり、「Narco」を登場曲に使った元祖がディアスなのだ。
「社会人野球の予選でも『Narco』を使っているチームがありました」(前出・スポーツ紙デスク)
ディアスが今季まで在籍していたメッツの本拠地シティ・フィールドでは9回表になると、スタンドの観客は「待ってました」と言わんばかりに立ち上がる。球場には「Narco」が流れ、それと同時に大声援が送られる。ブルペンにつながっている外野フェンスのドアが開き、ディアスが現れて小走りにマウンドへと走っていく間、観客は「Narco」の演奏に合わせて、トランペットの玩具を大きく左右に振る。これがお決まりのアクションだ。
「プロアーティストによるナマ演奏でディアスを出迎えるなど、凝った演出もありました」(アメリカ特派記者)
日本の高校生たちもメジャーリーグ中継で「Narco」に乗って登場するディアスを見たのだろう。高校野球のスタンド演奏曲にこれが加えられたのだ。もっとも、「Narco」を演奏曲に入れていない学校はまだ多いが、メジャーリーグ中継の一番人気は、大谷翔平のドジャース戦だ。来季、大谷人気に重なって「Narco」が一気に広まるのではないだろうか。
「ドジャースでも『Narco』を流して、ディアスが登場する演出を引き継ぐ意向です。メッツ時代よりももっと演出を加え、盛り上げると聞いています」(前出・アメリカ特派記者)
ディアスは今季は62試合に登板し、6勝3敗28セーブ、防御率1.63、98奪三振の好成績を残した。しかしそんな彼にも、弱点はある。
「好不調の波が激しく、好調だった年の翌年は不振、不振だった年の翌年は絶好調という流れを延々と続けています」(前出・アメリカ特派記者)
そのバイオリズム通りなら、来季は不振のシーズンとなるが、まずは「ドジャース版Narco」を見てみたい。来年3月のセンバツには間に合わないだろうが、夏の甲子園大会では定着した「アフリカンシンフォニー」よりも多く聞けるのではないか。
日本高野連は「7回制導入」で揺れているが、スタンドの吹奏楽部はトランペットを左右に揺らすことだろう。
(飯山満/スポーツライター)
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