社会
Posted on 2026年03月16日 12:00

韓国ソウル「カプセルホテル火災で日本人重体」が突きつける「格安宿泊」の死角!安さには「危険な理由」があった

2026年03月16日 12:00

 韓国の首都ソウル中心部で3月14日夜、宿泊施設の一部として営業していたカプセルホテルで火災が発生し、日本人2人を含む外国人3人が搬送。うち50代の日本人女性が、意識不明の重体となった。現場は日本人観光客に人気の高い、明洞近くの繁華街エリア。ビルの一角を利用した簡易宿泊施設であり、旅行者の間に不安が広がっている。

 近年のソウルはホテル代の高騰が続き、立地のいい一般ホテルは手が届きにくい価格帯になっている。その影響で、宿泊費を抑えられるカプセルホテルや小規模ゲストハウス、民泊を利用する日本人旅行者が増加。特に「寝るだけで十分」「中心部に安く泊まりたい」という層には、合理的な選択肢といえる。

 しかし、こうした簡易宿泊施設の多くは、繁華街の雑居ビル内にあることが多い。下階が飲食店というケースは珍しくなく、厨房の火気や油煙ダクト、ガス設備など、火災リスクと隣り合わせの環境にある。さらに古い建物では防火区画が不十分な場合があり、出火時に煙や火が上階へ一気に回る危険性が高い。

 加えて建物が密集する繁華街は路地が狭く、看板の乱立や複雑な配線が、延焼や消火活動の妨げになりやすい。カプセル型の構造は通路の狭さや換気の弱さから煙が滞留しやすく、とりわけ就寝中の深夜帯は避難が遅れがちだ。外国人客が多い施設では、言語の壁も避難誘導の課題となる。

 全てのカプセルホテルが危険というわけではない。ただ、「安さ」には理由があるということだ。スプリンクラーの有無、非常口の数、24時間スタッフ常駐体制、建物の築年数、耐火基準…。価格だけでなく安全面の確認が、旅のリスクを大きく左右する時代なのである。

(旅羽翼)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月07日 08:45

    バラエティー番組でピン芸人の中山功太が告発した、サバンナ・高橋茂雄によるいじめ。まだ記憶に新しい騒動だが、高橋の謝罪に発展したこの一件には単純に語れない側面もあったようだ。周囲の芸人を巻き込んだ混乱の中でひとつ、際立つ動きがあった。仲裁役と...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月10日 11:00

    またもや、負のスパイラルの繰り返しである。楽天が6月10日、借金15の成績不振を理由に、三木肇監督の休養を発表した。10日の巨人戦から塩川達也ヘッドコーチが「監督代行」として指揮を執る。楽天の監督交代はもはや、お家芸だ。2005年に新規参入...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年06月10日 14:30

    局アナによる異例の公表が、大きな波紋を広げている。出演するラジオ番組で「結婚」について激白したのは、TBSの山本恵里伽アナウンサーだ。それは6月9日放送の「荻上チキ・Session」でのこと。山本アナは、法律婚ではなく事実婚を選んだと明かし...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク