スポーツ
Posted on 2023年10月02日 17:58

「甲子園40勝」大垣日大高のレジェンド「鬼の阪口」監督勇退までの「野菜栽培コミュニケーション」

2023年10月02日 17:58

 これも時代の移り変わりなのか。高校野球のレジェンド指導者・大垣日大高校の阪口慶三監督が退任し、指導業から引退する。79歳の阪口監督は10月2日に岐阜県で会見し、

「疲れが残るようになり、声が出なくなった。指導者としての責任を持ってやることが不可能になった」

 と勇退の理由を語った。春夏合わせて甲子園に通算35回出場。教え子には中日ドラゴンズの朝倉健太、山田喜久夫、橋本侑樹らがいる。今年の夏も甲子園に出場すると、1回戦で近江高校に勝って甲子園春夏通算40勝を達成した。高校野球を取材するスポーツジャーナリストが言う。

「ここ数年は教職員がユニホームを着るのを手伝ったり、周囲の助けを借りながら、老体にムチを打って球児の指導にあたっていました。春の大会時にはファンやOBの声に応えてノッカーも務めていましたが、ボールが死んでいて、練習というよりファンサービスの形になっていた。今年は猛暑もあり、試合中に体調を崩したり、倒れたりすることが心配されていましたし…」

 大垣日大サイドは以前から阪口監督の健康状態を危惧して、退任準備を進めていたという。

「若い頃は『鬼の阪口』の異名で、プライベートから熱血指導していました。伝説となっているのは、妻と実子とともに寮に住み込み、午前1時頃まで生徒の練習に付き合っていたこと。ナイター照明が消えても、白線を引く消石灰のラインパウダーをボールに塗り込んで、ノックを打っていました。しかし近年は穏やかな指導法に変わり、『仏の阪口』と呼ばれるように。練習の合間に虫取りや野菜栽培などでコミュニケーションをとりながら、選手に優しく接しているのが印象的でしたね」(前出・スポーツジャーナリスト)

 後任は外部招聘せず、阪口監督が高橋正明副部長を指名。残した功績を引き継ぎ、次世代の育成にあたることだろう。

(田中実)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2024年10月29日 05:59

    二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)と赤ヘル戦士。大相撲とプロ野球を横断するこの「異色の組み合わせ」に沸き立つのも仕方がなかろう。それは広島カープ前監督の佐々岡真司氏が10月27日に投稿した、インスタグラムのショート動画だった。シンガーソングラ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年03月27日 13:00

    プロ野球開幕を前に、セ・パ12球団の順位予想が出揃っているが、際立つのは低迷が続く中日ドラゴンズへの高評価だ。OBの岩瀬仁紀氏は早くも昨年末の時点で2位に推し、「実は優勝にするか迷ったくらい」と語る。元監督の森繁和氏にいたっては、開幕前日に...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年03月28日 09:00

    今後は大好きな「タレント業」に全振りすることになるのだろうか。スピードスケート女子金メダリストの髙木菜那が、4月から情報バラエティー番組「ラヴィット!」(TBS系)に曜日レギュラー出演する。開始当初の「ラヴィット!」は評判がすこぶる悪かった...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/31発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク