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記事全文を読む→真冬のスリップ事故回避!路面凍結で存在感を放つ軽4WD「三菱ミニキャブ トラック」の「え、そんなに!」な性能
厳しい寒波の影響で、全国的に路面凍結による交通事故が相次いでいる。気象情報各社や自治体は強い冬型の気圧配置が続くとして、車のスリップへの警戒を呼びかけている。スタッドレスタイヤを装着していても、凍結路では簡単にグリップを失うことがあり、仕事や配送などで車を使わざるをえない人の不安は大きい。
そうした冬道の不安を少しでも和らげる存在として、ジムニーやランドクルーザーといった本格4WDモデルが改めて存在感を放っている。
4WDは一般的なFF車よりトラクション性能が高く、最低地上高が確保されているため、悪路での安定性に優れる。ただしこうした車種は人気が高く、納車まで時間がかかることが多い。また軽のジムニーでも乗り出し価格は200万円台後半に達する場合があり、誰もが気軽に選べるものではなくなってきた。
そこで100万円台で4WD性能を備える軽自動車として脚光を浴びているのが、三菱の軽商用車「ミニキャブ トラック」だ。三菱自動車はこのミニキャブ トラックに一部改良を施し、2月5日に改良モデルの販売を開始した。長年「現場の相棒」として支持されてきた広い荷台と低床設計はそのままに、最新装備と安全機能を追加して実用性を高めている。
エクステリアではフロントマスクを刷新し、全グレードにLEDヘッドランプを標準装備。夜間や雪の日の視認性を確保した。上級の「G」グレードではLEDフォグランプやヒーテッド機能付きドアミラーを備え、寒冷地での使い勝手に配慮した仕様となっている。
インテリアでも利便性が向上した。メーターパネルをデジタル表示へと改め、走行情報を直感的に確認できるようにしたほか、スマートフォンを置けるセンタートレイや、紙パック飲料にも対応するドリンクホルダーを採用。さらに、USB電源(Type-A/Type-C)も用意される。
大きく進化した安全面では、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた運転支援システム「三菱e-Assist」を搭載し、車両や歩行者だけでなく、自転車や自動二輪車も検知。交差点対応の衝突被害軽減ブレーキを全車に標準装備するほか、車線逸脱抑制機能、標識認識機能、前後パーキングセンサーまで備え、安全装備は乗用車並みの水準に引き上げられている。
目を見張るのは、農繁仕様の「みのり」グレードに新採用された「ぬかるみ脱出アシスト」だ。この機能は一方のタイヤが空転した際、自動で制動力をかけて駆動力をもう一方へ伝える仕組みで、併せて備わるデフロック機構と組み合わせることで、泥道や雪道からの脱出支援効果が高まる。
さらにアプローチアングル19.9度、バンパー地上高273ミリという余裕のある設計も、わだちや段差を乗り越える際の安心感につながる。価格は149万9300円から(みのりグレード)と、実用4WDとしては現実的な設定だ。
ミニキャブ トラックは、基本設計をスズキ・キャリイと共有するOEMモデルであり、日産クリッパートラックも同系統の車両だ。販売店の立地やブランドの好みに応じて選べるのは、利点のひとつと言える。
もちろん凍結路では4WDであっても、油断はできない。急な操作を避け、速度を抑え、十分な車間距離を保つといった基本を徹底することが、なにより重要だ。その上で高い走破性と先進安全装備を備え、価格と実用性のバランスに優れた軽4WDは、冬の現場で心強い選択肢となるだろう。
(ケン高田)
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