今月1日にプロ野球12球団による臨時実行委員会、ならびにオーナー会議によって、ディー・エヌ・エー社(DeNA=以下D社)の球団参入が実現。承認前から噂されていた高田繁GM、工藤公康監督の布陣でチーム作りが進行中だ。
「D社は、春田会長みずから球団オーナーに就任し、実弾(現金)による選手獲得にも意欲的です。すでに、ソフトバンクからのFA移籍を決め、ほぼ巨人入りが内定している杉内投手に横ヤリを入れているほか、巨人を退団したラミレスにも複数年契約を打診するなど、三顧の礼で迎える準備をしています。加えて工藤さんはベテラン選手の獲得も視野に入れ、阪神の下柳投手にも食指を伸ばしています」(スポーツ紙記者)
まさに“何でも欲しがる病”は巨人のみならず、D社にも伝染しているようだ。しかし、これまでの横浜は万年Bクラスだけに、新規球団とはいえ、FAや移籍組の獲得に大きな成果は見込めない状況だという。球団関係者が話す。
「現在、獲得が確実視されているのは、中日の小池正晃と巨人の鶴岡一成。いずれも横浜からの出戻り組です。また、ラミレス以外の外国人選手については、金額と日本での活躍にムラがある場合が多いので、大物獲得には特に関心を示していません」
そうなると、TBSからD社に経営が変わったとはいえ、チームに大きな変化は望めそうもない。
「もともと、球団サイドの“現場組”は、短期的なチーム補強は経営陣に任せ、中長期的な若手育成を掲げてチームの再編を進めています。高田GMや工藤氏に白羽の矢が立ったのも、その方針に基づいたもので、派手な大物選手ではなく、若手の抜擢でチームを作ろうとしている。3カ年でのチーム作りに経営側も理解を示しています」(前出・球団関係者)
だが、こうした若手の育成は尾花前監督時代に徐々に実を結びつつあった。
「若手の高崎健太郎や国吉祐樹などの投手が育ってきていて、懸念されてきた投壊もようやくメドが立ってきた。工藤さんも直接指導に乗り出すことになるだろうし、西武時代もその指導力には定評がありましたから、これまでのような万年最下位というのは、脱却できるかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)
とはいえ、D社の経営陣の関心は、新たな野球ゲームの開発によるビジネス展開のほうに注力しているとの声がもっぱら。D社関係者も苦笑いでこう言う。
「実は、プロ野球参入後のタイミングで、『モバゲー』の野球ゲームをリリースする予定なのですが、肝心の横浜の強さをどの程度に設定するかで社内は喧々諤々の議論になっています。弱いのが当たり前ですが、強くしたいのが親企業のサガですよね(笑)」
まずは球団より、ゲームが優先ということか。
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