事件

暴行事件 ジャニーズファンの悪質実態

 アイドルに熱狂的なファンは付き物だが、度を越した悪質ファンの存在がたびたび、取りざたされているのが、ジャニーズファンだ。
 11月28日までに警視庁少年課に、傷害、強要、恐喝で逮捕されたのは、神奈川県川崎市内の18歳の少女2人。この少女2人は、14歳の女子中学生が「ジャニーズJr.」のメンバーとメールでやり取りしていることを聞きつけ、「(ジャニーズファンの)ルールを破った」と因縁をつけ、約2時間にわたって暴行。拳や平手で数十回殴ったうえ、髪の毛をはさみで10センチほど切るなどの制裁を加えたという。
 社会部記者が言う。
「今回、逮捕された少女2人は、ジャニーズファンの間で、『やらかし』と言われる悪質なファンで有名だった。ジャニーズの熱心な追っかけファンのことを“オリキ”と呼んで“イッピ”(一般ピープルの略)と区別してファンの間で交流したりしている。だが、今回の事件の加害者である少女たちは、被害者の少女とネット上で知り合い、噂の真偽を問いただして、暴行に及んだといいます」
 熱心なジャニーズファンは独自の掟が支配している。基本的に「担当」と呼ばれる特定のジャニーズメンバーのファンになると、ずっと追っかけをし続けないといけないという。複数のメンバーに入れ込むことを「カケモ」(掛け持ちの略)と呼んで、禁止されている他、「ロケ禁」(ロケへの追っかけ禁止)などのさまざまなルールが存在しているという。
 ジャニーズウオッチャーが言う。
「ジャニーズの追っかけの間では、個々のメンバーに熱心なファンがいて、ルールを決めている。さらに、個々のメンバーのファンを束ねるジャニーズ事務所の意向をくんだ女性スタッフが全体をまとめる組織体系になっています。そこでは事細かに追っかけ上のルールが決められ、隠語で話しています」
 今回の被害者のようなメンバーと親しいファンは「オキニ」(お気に入り)と呼ばれ、他のファンからネット上で中傷されたり、時には、嫌がらせや直接行動に出ることもあるという。
 アイドル雑誌編集者が解説する。
「以前には、あるジュニアのメンバーと若手の女優がメル友になったと評判になったことがあった。その時も“やらかし”の少女たちが、その若手女優を尾行して、直接問い詰めたあげく、携帯電話を取り上げるという事件があった。結局、その若手女優から所属事務所に連絡があって、厳重注意したこともあったといいます」
 ファンのマナーには定評のあるジャニーズだが、一部の心ないファンの暴走を前に、対応に苦慮するばかりだという。

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