これは新たな船出に似つかわしくない「経費削減」か。楽天は11月1日から15日まで秋季キャンプを行うが、投手は2軍本拠地のウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で、野手は楽天モバイルパーク宮城で実施する。これには球団関係者もボヤくことしきりだ。
「1軍首脳陣の組閣発表も行われて、今江敏晃監督の下、新体制で臨む大事なキャンプなのに、なぜ寒さが厳しくなってくる仙台で体を動かさないといけないのか。チームは今シーズンあと1勝していれば、クライマックスシリーズに進出できたのに、仙台での最終戦でロッテに負けて4位に終わった。その屈辱を晴らすには、徹底的に追い込んだ練習をしなければいけないのに…。『自宅通勤』となれば体は楽になりますが、やっぱり心身ともに追い込んでの練習には没頭できない。これではチーム強化はおろか、経費削減キャンプと揶揄されても仕方がない。それだけ新監督への期待度が低いということなんでしょうか…」
ちなみに球団史上初の2年連続最下位に沈んだ中日も、11月のキャンプは1、2軍の本拠地で実施される。こんな状況で、チーム強化は本当にできるのだろうか。
