スポーツ
Posted on 2023年11月06日 09:59

【サッカー日本代表史】オフト監督が変えたチーム内「3派閥」状態と柱谷哲二の「直訴」

2023年11月06日 09:59

 サッカーW杯アメリカ大会の出場を逃した「ドーハの悲劇」(1993年)。日本から遠く離れたカタールで何が起きたのか、多くの選手がその裏側を語ってきたが、柱谷哲二氏、吉田光範氏、北澤豪氏、福田正博氏が前園真聖氏のYouTubeチャンネルに出演し、改めて振り返っている。

 福田氏によると、オフト監督の前の横山謙三監督時代の日本代表は「派閥」が存在し「チーム内にチーム」ができていたという。それは読売チーム、日産チーム、その他の3つで、ギスギスしているのを感じたそうだ。

 オフト監督はそれを嫌い、チームを1つにしようとしたという。鍵を握ったのは柱谷氏。柱谷氏は、Jリーグ開幕の前年に日産自動車から読売に移籍。両チームに顔が利く人物がキャプテンになったことで、派閥は少しずつ消えたという。福田氏は、

「テツさん(柱谷)が移籍して読売が大きくなり、日産が少し落ちてきたことで1強になりチームが1つになった」

 と分析した。

 最終予選は初めてづくしだったことも4人の記憶に残っているという。行きも帰りもチャーター機だったのはこの時が初めて。移動時に選手全員がお揃いのスーツを着用したのも初。専属のシェフと用具係を連れていったことも過去に例がなかった。

 それを実現したのが柱谷氏で、協会に様々な要求をしたとか。柱谷氏は、

「川淵(三郎=チェアマン=当時)さんが『必要なことは何でも言え』と言ってくれたので、すごく言いやすかった。謙三さんの時は協会に対して何も言えなかった。オフトジャパンになって要求することができるようになった」

 当時、Jリーグが誕生して選手がアマチュアからプロに変わったように、代表も大きく変化していたが、それでもW杯出場には手が届かなかった悔しい歴史である。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/27発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク