スポーツ
Posted on 2023年11月22日 17:59

阪神「暗黒時代」桧山進次郎が清原和博と一塁上で交わしていた「慰め合い」

2023年11月22日 17:59

 今季18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に輝いた阪神。11月14日には岡田彰布監督が正力松太郎賞受賞が決定、23日には大阪と神戸でオリックスとの合同優勝パレードが行われるなど明るい話題が続くが、1980年代後半から2001年までは成績が低迷し「暗黒時代」と呼ばれている。

「85年にリーグ優勝、日本一になったあと、86年は3位だったものの、その後は91年まで最下位争いばかり。92年は2位で復活しかけたものの、以降は2004年までBクラスが続き、1987年の吉田義男監督最終年から2002年の星野仙一監督の1年目までで最下位は計10度。まさにダメ虎の時代でした」(野球ライター)

 そんな暗黒時代について阪神OBの桧山進次郎氏が17日に公開された上原浩治氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演し、語っていた。

 桧山氏が1992年に入団後、2013年の引退までの間では6度最下位だった阪神を、桧山氏は「だいたいカープと裏天王山をやってましたね」と回想。

 シーズン当初こそ観客は来るが、だいたい開幕から連敗で、5、6月から閑古鳥が鳴き出したといい、「静かなところでお酒を飲んでお客さんのヤジが聞こえてくる。『金返せ!』とか、ネットをよじ登るおっちゃんが出てきたり」と振り返った。

「当時、阪神は『たけし軍団、PL学園より弱い』などと言われていた話がありましたが、桧山氏は『ホントホント』と認めていましたね。桧山氏の入団前、ファン感謝デーのイベントで、たけし軍団と試合をして負けたのが話題になり、その頃のPL学園はK・K(清原和博・桑田真澄)コンビで常勝チームだったことからそう言われるようになったそうです」(前出・野球ライター)

 また、暗黒時代は新庄(剛志)、桧山で3、4番だったが、「連続三振して2人で三振王を競い合ってた」そうで、巨人・清原も三振が多く、巨人戦ではヒットを打つと一塁ベース上で一塁手の清原と慰め合っていたという。

 こんな時代を経て18年ぶりのリーグ優勝。ファンも熱狂するはずだ。

(鈴木十朗)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク