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記事全文を読む→秋田で「テツ分」補給の藤井聡太八冠「年内特別対局」が終わったら「羽生善治の在位期間記録超え」へ
八冠もつらいよ――。
藤井聡太八冠が12月5日、竜王戦第6局の舞台となるはずだった秋田県入りした。この対決で振る舞われる予定だった「ご当地グルメ」と冬の花火、そして鉄道好きの藤井八冠のために、JR大曲駅駅長と除雪車の運転を堪能した。
竜王戦では 藤井八冠がストレート勝ちしたため、第5局、第6局は幻の対局に。そこで、対局の場となるはずだった香川県、秋田県では趣向を変えて「祝勝会」の歓待を受けている。
「私は愛知県の出身で、普段はなかなか雪が降らない地域なので、排雪用の車両を見ること自体、おそらく初めてかなと思います」
そう話した藤井八冠は除雪車を観察したのち、操作方法を教わりながら運転体験。さらに駅長服に着替えて秋田新幹線「こまち」に出発進行の合図を送るなど、「テツ分」を補給する藤井八冠は、駒を持っている時より楽しそうに見えた。
藤井八冠が「八冠独占」を続ける限り、全タイトル対局予定地への行脚は続く。将棋連盟の羽生善治会長が七冠制覇した当時から1タイトル増えているので、遠征スケジュールはより過密になっているが、ストレート勝ちしたからといってゆっくり休めるわけではない。
羽生会長が七冠挑戦時、途中で風邪を引くなど体調が万全でない時もあったが、終盤まで集中力が途切れずに数十手先を読む藤井八冠にとっても、タイトルホルダー最大の敵は「過密スケジュール」と言えるだろう。
八冠制覇の節目となった今年だが、新将棋会館建設クラウドファンド返礼品である、永瀬拓矢九段との研究会を再現した特別対局、銀河戦と続き、クリスマスイブの「オールスター東西対抗戦」で年内公式対局が終わる。年が明ければ1月からNHK杯と王将戦、2月からは棋王戦が始まる。
羽生会長の「七冠在位期間」を更新するためには当然、王将戦と棋王戦は落とせない。
(那須優子)
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