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記事全文を読む→エスパー伊東「高速激辛早食い」で番組スタッフにダマされっぱなしだった/坂下ブーランの地獄耳芸能
年明け早々、エスパー伊東、南部虎弾と、特殊で過激な芸風の芸人が相次いで世を去ったが、ナインティナインの岡村隆史は、出世作「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)で、エスパーと仕事をした経験がある。
エスパーはスタッフにダマされても、コーナーを成立させるために何も言わない、律儀な芸人だったという。要はリハーサルの段階からダマされているのだ。
「今やからね、カラクリも言うてもいいとは思うんですけど。高速激辛早食い(エスパーの芸)あるじゃないですか。で、これはだから『めちゃイケ』スタイルだったと思うんですけど。リハで1回、なんとなくはちょっとやってるんですよ。『あ、これぐらいやったらできますね』ってなって。で、本番迎えるんですけど、その日は激辛がバーッて出てきた時に一瞬、エスパー伊東さん、止まってるんですよ。なんでかって言うたら、想像してたよりも量が多かったり、リハでやったのと全然違うというか、ちょっと軽いドッキリにかけられてるんですよ」
こう明かすと、岡村がさらに続けた。
「そんなん5倍ぐらい辛いんですよ。だから口に入れた瞬間に『あっ! あああ』ってなって『これもう、リハの時の辛さとちゃう』ってなってるんです。もう、今やったらみんな『リハと全然ちゃうやないですか!』とか言うて、目先の笑い取りに行くじゃないですか。でも違うんです。エスパーさんはプロフェッショナルだから言わない。ビックリしてるだけ。それでも『頑張って!』って言われて、なんとか数個食べる。やりきるんですよ。『できますよね』って言うたら、エスパーさんは『できます』って答えるですよ。でも、できないっていう。誰も勝たれへんのんちゃう、っていうぐらい大爆笑ですよ」
相方の矢部浩之も、当時を懐かしむ。
「打ち解けるために『めちゃイケ』スタッフが飲みに行ったりしてたからね。ご飯行って、キャバクラに連れて行ったり。仲良くなって、もう信頼関係が出来上がった」
絆があってのドッキリ的演出は、エスパーでも見抜けなかったのだ。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。
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