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記事全文を読む→「おばさん」「美しい方とは言わん」で上川陽子外相の人気急上昇に貢献した麻生太郎の「お役立ち度」
TBSが2月3日、4日の両日に行った世論調査で、「次の総理にふさわしい人」の3位(9.5%)に上川陽子外相が入った。前回調査では6位だったが、5.6ポイントの上乗せで順位を上げた。なお、岸田文雄首相は7位(2.9%)だった。
TBSスペシャルコメンテーターの元朝日新聞編集委員・星浩氏は「麻生発言の前から、外相としての仕事ぶりが注目されていた」と解説してみせたが、自民党・麻生太郎副総裁によって上川氏に世間の関心が集中したことは間違いない。
麻生氏は1月28日の講演で上川氏について、こう論評している。
「カミムラヨウコはたいしたものだぜ。俺たちから見ても『ほ~、このおばさん、やるね』と思いながら。こないだニューヨークで会ったけれども、少なくとも、そんなに美しい方とは言わんけれども、間違いなく堂々と話をして、英語もきちっと話し、自分でどんどん会うべき人たちの予約を取っちゃう」
2月4日の名物番組「サンデーモーニング」(TBS系)では、コメンテーターの浜田敬子氏が、麻生発言を猛烈に批判した。
「麻生氏の上川大臣に対する発言というのが、まさにこういう人が政治の中枢にいていいのか。何重にも麻生氏の発言は女性差別的だ」
星氏と同じく元朝日新聞記者の浜田氏は「おばさん」などの発言が「女性差別的」と映ったようだ。この発言に噛みついたのが「サンモニ」ウォッチャーのブロガー・藤原かずえ氏だった。
藤原氏は自身のブログで「サンモニ」の元コメンテーター・谷口真由美氏が「大阪のおばちゃん」を自称し、「全日本おばちゃん党」の一員であったことを挙げて、次のように皮肉った。
〈「おばさん」表現が女性差別的であるのなら、「おばちゃん」「オッサン」表現の谷口氏は性差別者、谷口氏を何度も起用した「サンデーモーニング」は性差別番組、谷口氏の所属タレント事務所である株式会社三桂は、性差別事務所というレッテルを貼られても仕方がないと言えます。もしそうでないのであれば、谷口氏も「サンデーモーニング」も三桂の関口宏社長も、浜田氏に抗議することが必要でしょう」
大騒動に発展したことで、麻生氏は謝罪コメントを出した。
「上川氏の功績を紹介する趣旨であったとはいえ、容姿に言及したことなど表現に不適切な点があったことは否めず、各位からのご指摘を真摯に受け止め、発言を撤回させていただきたい」
意図的かどうかはともかく、麻生発言は上川氏に対する注目度を高める効果だけはあったようだ。
(奈良原徹/政治ジャーナリスト)
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