芸能

TVから消えた「昭和の危険人物」激ヤバBEST30(1)萩原健一が豪語「優作の『探偵物語』は俺の真似」

 裏金キックバック、ダンサーにチップ口渡し、ホテル不倫からご登院‥‥、「不適切」の一切合財は政治家が一手に引き受けるのが令和の世なのか。しかし、昭和の芸能界にはもっとギラギラ妖しい魅力を放ったヤバイ奴がうじゃうじゃいたのだ。近寄ればタダじゃすまない「昭和の危険人物」が全員集合!

 ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)はアッパレ大団円を迎えてもアサ芸はノンストップ! 恒例1000人アンケートによる「昭和の激ヤバ危険人物」。堂々1位に選ばれたのはショーケンこと萩原健一だ。

 取材しづらかったと語るのは芸能ジャーナリストの佐々木博之氏だ。

「フライデーで記者をやっていた頃、編集部には〝要注意タレント〟リストがあった。そのトップに載っていたのがショーケン」

 85年、フライデーは当時アントニオ猪木の妻だった倍賞美津子(77)と萩原の熱愛写真を掲載。スクープした記者と知り合いだった作家の亀和田武氏が当時を振り返る。

「僕の知り合いは最終的に編集長になったが、ネタをつかむと自分で張り込みに行って記事も書く記者だった。1週間ぐらい張り込んでたのかな。結局ショーケンに『テメー、コノヤロー』と殴られるんですけどね」

 その翌年、創刊された写真週刊誌「フラッシュ」でショーケンは宣伝キャラクターを務め、CMにも出演。そのお茶目な変わり身で世をアゼンとさせた。

 83年には大麻で逮捕されると、裁判でテンプターズ時代から大麻を常用していたことを証言。「ずっと大麻とコカインを吸っていた。あの時、捕まらなかったら死んでたかも」と語っている。

 さらに05年にはいきなり映画の主演を途中降板。ギャラの支払いを巡り、暴力団の名前を出してプロデューサーを脅迫。逮捕直前まで自宅でインタビューに応じ、手錠をかけられ連行される姿がワイドショーで中継された。

「関西ローカルのバラエティー番組で、石原裕次郎について『大根役者』『一番後に現場に来て一番最初に帰っていく』と語っていたという記事を読んだ時には、この〝愚か者よ〟と思いましたね」(72歳・隠居)

「傷だらけの天使」(日本テレビ系)を見て探偵に、「前略おふくろ様」(日テレ系)を見て板前に憧れた視聴者は数多い。カッコよさとカッコ悪さが同居する萩原の生き様は芸能界にも多大な影響を与えた。

 自著「ショーケン」(講談社)の中で萩原は「松田優作の『探偵物語』(日本テレビ系)は俺の『傷だらけ─』の真似。優作が着ていた衣装も音楽アルバム『熱狂雷舞』のコスチュームそのまま。黒のスーツ、赤いシャツに銀色のネクタイ、CDのジャケットを見ればすぐにわかる」と言いたい放題。

「最後の伴侶の冨田リカ(62)は大仁田厚(66)の元カノ。ショーケンは猪木と大仁田を制したといえる」(63歳・飲食店経営)

 プロレスファンも戦慄させる不世出の危ない男だった。

■不適切すぎる「昭和の危険人物」TOP30

1位:萩原健一(478票)「傷だらけの天使」出演時は「毎朝大麻を吸引」と衝撃告白。逮捕によりいしだあゆみとは「未入籍」で破局へ。「外科医柊又三郎」で共演の桜金造がイジメを告発

2位:勝新太郎(468票)78年にはマリファナなどの不法所持で書類送検、89年の映画「座頭市」では息子・奥村雄大が持っていた真剣により俳優兼殺陣師が死亡するという痛ましい事故も

3位:内田裕也(457票)83年、音楽事務所に包丁を持って押し入り「外国人ばかり使うな」と叫び逮捕。交際していた国際女優・島田陽子が脱ぎまくり金銭的に支えていた

4位:横山やすし(421票)やすきよ漫才絶頂期の80年にセスナ機を購入、同年に生まれた娘・木村ひかりの誕生にちなんで「月光号」と名付けた。アルコール性肝硬変により51歳で死去

5位:野坂昭如(386票)「ガキの使い」の「野坂昭如叩いてさあ何点」といういたずらドッキリ企画に出演。おでこに突っ込みを入れる浜田に野坂はキレ気味に突っ込みで逆襲していた

6位:立川談志(367票)トーク番組「談志・陳平の言いたい放だい」で、亀田興毅VSランダエタ戦を「あれ全部八百長です」「スッキリしたろ。他のコメンテーターとは質が違う」と豪語した

7位:金田正一(327票)現役時代の速球は「180キロは出ていた」が口癖。監督時代、死球による乱闘が勃発。一度は収束するも再突入を試みて転んだ近鉄トレーバーの顔面に前蹴りを決めた

8位:ダン池田(290票)85年の暴露本「芸能界本日モ反省ノ色ナシ」では人気アイドルAについて「彼女は生理だった。ニオイもしたし、歌聴けばすぐわかる」など下世話すぎる話の連続

9位:村西とおる(278票)裏本製作販売で大成功、その資金で「フォーカス」に続く2番目の写真誌「スクランブル」を創刊。しかし裏本グループが摘発され、半年で廃刊となった

10位:笑福亭鶴瓶(257票)75年、「独占!男の時間」の生放送で局部を露出し、長年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を出入り禁止に。後年、フジ「27時間テレビ」でもポロリを再演した

11位:大島渚(239票)/12位:山城新伍(212票)/13位:羽賀研二(197票)/14位:安岡力也(184票)/15位:江夏豊(157票)/16位:木村一八(154票)/17位:レオナルド熊(144票)/18位:火野正平(137票)/19位:石原真理子(132票)/20位:泉谷しげる(125票)/21位:長渕剛(118票)/22位:松方弘樹(106票)/23位:千昌夫(102票)/24位:野村沙知代(94票)/25位:板東英二(91票)/26位:加納典明(88票)/27位:泉ピン子(85票)/28位:藤田まこと(76票)/29位:花柳幻舟(74票)/30:和田勉(73票)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
これは橋本環奈の「黒歴史」になる!「おむすび」からもう離脱して「あんぱん」を待ち望むガッカリ感
2
【非情】なぜ戦力外通告!? 阪神と西武のクビ選手は「宝の山」だった
3
楽天・田中将大「日本ハムにトレード」画策の「新庄監督なら再生してくれる」200勝フィーバー商法
4
ついに「女子アナ採用ルール」をブッ壊したテレビ東京の「他局が恐れる戦略」
5
山田邦子が禁断暴露!「トド発言スキャンダル」あの大御所芸能人に「いっぱいイジメられた」