スポーツ
Posted on 2024年05月22日 11:40

「バレーボール界の貴公子」高橋藍のサントリー移籍でチケットが「世界一のプラチナ化」

2024年05月22日 11:40

 さながらハリウッド映画「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」のシーンのようだった。

 今季、イタリア1部セリエAのモンツァで活躍した、バレーボール男子日本代表の高橋藍が来季、日本のサントリーサンバーズに移籍することが決まった。

 モンツァはプレーオフ決勝で惜しくもペルージャに敗れたが、高橋はリーグ準優勝に大いに貢献し、シーズン終了後の5月2日に帰国していた。5月28日に会見を開く予定で、サントリーとの契約は7月からになる見込みだ。

 バレーボールは今年10月に、新リーグ「大同生命SVリーグ」が誕生する。2024年~2025年の開幕シーズンを、日本代表の絶対的エースたる高橋と、サントリーでチームメイトになる兄の塁が盛り上げることになる。

 高橋のSVリーグ加入で、国内スポーツビジネスの勢力図は大きく変わる。羽生結弦の電撃結婚と離婚、宇野昌磨の引退でファン離れが加速するフィギュアスケートに代わり、今も入手困難なVリーグの観戦チケットが、さらなるプラチナチケットに大化けする見込みだ。

 というのも、超イケメンの高橋には中国、韓国、タイからインターネット中継で試合を視聴する熱狂的ファンがいる。TikTokのフォロワー数は50万人超だ。Vリーグのチケットは、販売開始から2時間足らずで完売。しかも選手がいるコート近くのアリーナ席1万5000円から売り切れていく。

 それが高橋のサントリー入団で、バレーボール人気の高いイタリアやトルコ、ブラジルよりも近く、円安で旅行に来やすい日本のSVリーグに、アジアのファンが試合観戦にやってくるのは確実とみられる。

 一般社団法人ジャパンバレーボールリーグは、SVリーグを世界最高峰のリーグにするとの目標を掲げているが、すでにチケット代金ではイタリアを抜いてトップクラス。そのチケット代金が、インバウンドでさらに高騰するかもしれない。

 ちなみにイタリアは観戦チケット代だけでなく、海外のバレーボールファンから滞在費を徴収する、国外からの観戦ツアーを企画している。SVリーグでもイタリアのセリエAのように地方のアリーナで試合を開催し、滞在費やツアー代金を徴収すれば、経済効果が期待できる。

 SVリーグは現在の事業規模9億円を、3年後には放映権料をメインに30億円まで拡大する見通しだという。もちろん市場拡大には高橋兄弟の人気だけでなく、パリ五輪で日本代表が結果を出すことが求められるだろう。

(那須優子)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 07:00

    メジャーリーグの3月・4月の月間MVPにはドジャースの大谷翔平が選ばれ、投手部門での初受賞となった。5試合に先発登板して2勝1敗、防御率0.60の好成績からして、文句ナシの選出だったことは想像に難くない。しかし日本球界では、セ・リーグの3月...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 11:30

    借金13、単独最下位。4月の時点で早くも重苦しい空気に包まれていた中日が、苦境打破の願掛けとして持ち出したのが、古来の験担ぎである「盛り塩」だった。それがわずか10日で、税込650円のおにぎりに化けた。バンテリンドームナゴヤで5月4日から発...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク