スポーツ
Posted on 2024年08月21日 17:58

アストロズ・菊池雄星「新天地でモデルチェンジ」成功は「ダルビッシュ有の変化球」のおかげ

2024年08月21日 17:58

 アストロズ移籍後、菊池雄星の投球スタイルが変わった。8月19日(現地時間)のレッドソックス戦での先発登板では、6回途中まで3失点(自責点1)7奪三振と好投。チームは勝利したものの、菊池に勝ちはつかなかった。よく聞かれるのは「ブルージェイズ時代よりも、スライダーを投げる割合が増えた」という指摘だ。

 この試合を中継したアストロズ専門チャンネルでも、放送中に「ブルージェイズでの今季登板22試合でのスライダーの割合は17%だった。アストロズに来てから、35%まで増えた」と紹介されていた。

「スライダー多投のモデルチェンジは成功したようですね。空振りを取る割合が増えています」(現地記者)

 そのモデルチェンジには、ダルビッシュ有が影響を与えている。アストロズは正捕手だったマーティン・バルドナードがホワイトソックスに移籍したため、今季は複数の捕手を使い分けてきた。移籍後の初登板、そして8月19日のレッドソックス戦で菊池を導いたのは、ビクター・カラティーニである。

 カラティーニはカブスでダルビッシュのパーソナル捕手を務め、同時にパドレスにトレードされたことでも話題になった。パドレスではやはり息の合ったところを見せていたが、昨シーズンの開幕直前にブリュワーズへの移籍が決まり、今季は若手捕手の教育係兼バックアップ要員として、アストロズと契約した。

 もっとも、教育係といっても、今年8月に31歳になったばかりだ。しかし、多彩な球種を操るダルビッシュに配球面を鍛えられ、他の変化球投手が登板する際に、その成果を発揮してきた。

「カラティーニは『間』を大事にします。サインを出すテンポを変えて、投手にひと呼吸置かせることができる。次に要求する球種をストライクで投げてほしいのか、ボール球でいいのかまで、明確に指示を出します」(前出・地元記者)

 どうやら日本の野球に近い配球をしてくれるようなのだ。

 目下、アストロズはア・リーグ西地区の首位。ポストシーズンマッチでも「ダルビッシュ効果」を見せてくれることだろう。

(飯山満/スポーツライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク