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大の里の「最強ライバル」になる王鵬の「エリート出世コース」と「予選落ち」過去

 大の里が優勝した秋場所で9勝6敗の好成績、上位挑戦3度目にして三役入りのチャンスをつかんだのは王鵬だ。今年の春場所には、初顔合わせで横綱・照ノ富士を破っているが、

「その時、これはタダ者ではないと思いましたね。この秋場所、上位陣の取り組みを見ていて、大の里に対抗できるのは若隆景、若元春の兄弟に豊昇龍、琴桜、そしてこの王鵬だと感じました。将来は大の里の最強ライバルになるはずです」(相撲部屋関係者)

 191センチ、180キロ。令和4年の初場所新入幕の24歳。身長、体重、年齢はほぼ、大関昇進の大の里と重なる。

 王鵬は昭和の大横綱・大鵬の孫であり、貴闘力と大鵬の三女夫妻の三男。大鵬に孫は4人いるが、その中で埼玉栄高校に進んで国体の少年部の個人、団体の双方で優勝を遂げた。一方で、全日本相撲選手権大会では予選落ちしている。

 埼玉栄高校の相撲部は、引退した元大関・貴景勝、大関・琴桜を輩出しているように、相撲エリートが進む出世コース。しかも国体少年部の団体、個人で優勝した実績は、相撲界で通用するという証を得たようなものだ。相撲ライターが言う。

「高校の先輩である琴桜とは、よく稽古するみたいですね。ただ、祖父の大鵬みたいに、四股を500回踏んだとか、若貴兄弟のように100番稽古した、というようなエピソードは聞こえてこない」

 本人は会見で、

「相撲のカッコよさを感じたのは、おじいちゃん。今でもカッコいいなぁというのはあります」

 そう語っているが、普段の稽古にそれが出てくるのはもう少し先か。

(蓮見茂)

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