スポーツ

新横綱・大の里の付け人に逸材発見「弓取り力士は出世できない」説をひっくり返す

 ジンクスを超越した存在になれるか!?

 5月28日に昇進伝達式を終えた、第75代横綱・大の里。その付け人のひとりに、意外な有望株がいるのをご存じだろうか。四股名は花の海。五月場所を幕下十一枚目で4勝3敗と勝ち越している。スポーツ紙デスクが解説する。

「2022年の一月場所で高卒デビューした若手力士です。東洋大牛久高校時代に関東無差別級チャンピオンになったので、本名の『花房海』と聞けばピンとくる好角家は少なくないでしょう。得意のおっつけと押しで幕下まで危なげなく昇進するも、2年ほど幕下上位の壁に跳ね返されています。それでも、まだ年齢は22歳。来場所に大きく勝ち越せば、十両昇進が現実味を帯びてくるでしょう」

 本場所中には結びの一番後に「弓取り式」という、力士が弓を振り回す儀式がある。昨年の九州巡業で、花の海も弓取りデビューを飾った。今場所の担当が横綱・豊昇龍と同部屋の幕下・天空海だったように、横綱と同じ部屋の幕下以下の力士が務める慣習がある。それだけに、横綱の付け人と合わせて任される公算が大きいのだ。

 一方で、縁起の悪い役回りでもあるようで、

「一度、関取まで昇進して陥落した天空海のような例は別にして、『弓取り=出世できない力士』という見られ方をされがちです。確かに今場所を最後に引退した聡ノ富士(伊勢ケ浜部屋)や幕下と三段目を行ったり来たりの将豊竜(時津風部屋)など、関取に昇進できていない前例は少なくない。ただし、花の海の場合は師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)から『大観衆に慣れてほしい』という親心で任命されているといいます。来場所も幕下上位で通用するハートを鍛錬することになるかもしれません」(前出・スポーツ紙デスク)

 90年代に小結まで昇進した巴富士など、弓取り出身者が関取に昇進した例はチラホラある。異例の出世街道を歩んでほしい。

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