「M-1」連覇の快挙を成し遂げながらも、オンラインカジノ賭博への関与をきっかけに吉本興業を退社し、フリーで再出発することになった令和ロマン・高比良くるま。相方の松井ケムリは吉本に残ったままで、2人は活動を再開させている。
先日、吉本興業東京本部で行われた、ニューヨークのYouTube撮影でのことだ。ゲストで呼ばれたくるまは、契約解除後1カ月も経たないうちに古巣を訪れた。警備員にゲストパスを渡されると「これ、外さないでください」と言われ、若干の圧を感じた。くるまは偽らざる心境をこう漏らしている。
「入れないかもな、と思ったんですけど。でも、なんか警備員さん、ずっと同じ方がやってらっしゃるじゃないですか、4人ぐらい男性の方。在籍してた頃は優しかったというか。『どうも』みたいな感じで、半分顔パスみたいな感じだったんですけど、結構なんかグッとこう『無断では入らせませぬぞ』みたいな動きはありましたね」
今回の動画撮影への出演をきっかけに、くるまは過去動画を見返して、ある恐ろしい出来事を見つけてしまった。ニューヨークのチャンネルの中で、ドッキリをかけられた令和ロマン。先輩のニューヨークから「令和ロマンと霜降り明星、どっちが上?」と煽られ、後輩はどう反応するかをモニターされる中で、
「僕、普通にちっちゃい声で『オンラインカジノをやってる』っていうことを言ってました」
くるまはそう言って、愕然とするのだった。さらに「くるま、バイトはどうしてんの?」と追い込まれて、
「そこで僕、『ブックメーカーやってます』って言ってたし、『消えてないんだ…』と思って」
ただただ驚くばかり。この動画はスルーされ、後日の報道へと繋がるのだった。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。