芸能

令和ロマン・高比良くるま「オンラインカジノ事件」で思い出される「あのタレントたち」の処罰

 お笑い界を震撼させている、吉本興業の芸人らによる、オンラインカジノ事件。M-1王者の令和ロマン・高比良くるまも手を染めていたとあって、その余波は様々なメディアに広がり、コンビで出演していた東京ガスのCMが同社公式YouTube内で非公開に。さらに多くの出演番組が差し替えられている。

 高比良自身は2月15日に公開されたコンビのYouTubeチャンネルで、カジノに興じていたことを認めつつも、誘いを受けた大学時代の知人から「違法ではない」という説明を受けていたと釈明している。そんな言い訳が通用するはずもないのだが…。

 芸能人とギャンブルで思い出すのは、1981年に発覚した、ドリフターズ・志村けんと仲本工事の「競馬ノミ行為」だ。

 ノミ行為は正規の馬券を買わずに賭けをすることだが、2人はこれによって競馬法違反で書類送検され、罰金刑を受けた。この事件は当時の新聞の社会面で報じられ、仲本と志村はしばらく「8時だョ!全員集合」(TBS系)をはじめとするテレビ出演を見合わせた。ドリフ全員で出演していた永谷園のふりかけのテレビCMも、仲本と志村を除く3人のみのバージョンに差し替えられるなど、芸能活動を1カ月半、自粛している。

 大のギャンブル好きで知られるのは、漫画家でタレントの蛭子能収だ。1998年、麻雀賭博によって現行犯逮捕され、約3カ月間、タレント活動を自粛した。逮捕後の謝罪会見では「警察の方から、パチンコはやってもいいと言われましたが、パチンコはあまり面白くないんです。麻雀はすごく面白い」など、ほのぼのと話していたのが印象的だった。

 逮捕された際に「もう二度とギャンブルはしません。賭けてもいいです」と警察官に誓ったことは、もはや伝説。しかも3カ月の謹慎期間中にアメリカ・ラスベガスを訪問し、ギャンブル三昧だった。帰国後には「近代麻雀」(竹書房)に「賭け麻雀を合法化すべき」という記事を寄稿した。ここまでくると「あっぱれ」と言うほかないが、高比良らカジノ芸人の今後はどうなるのか。

(野田孝弘)

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