5月6日の巨人×阪神戦(東京ドーム)で負傷し、登録を抹消された巨人の主砲・岡本和真。精密検査の結果、左ヒジ靱帯損傷と診断され、全治3カ月程度。少なくとも前半戦の出場は絶望となった。
連覇を目指すために欠かせない主軸の長期離脱という緊急事態に陥った巨人に、さらに追い打ちをかけるような衝撃ニュースが飛び込んできた。オンラインカジノで賭博をしたとして、オコエ瑠偉と増田大輝が書類送検されたのだ。
オコエは2022年と2023年、増田は2024年に日本から海外オンラインカジノサイトにインターネット接続し、賭博をした疑いが持たれている。ブラックジャックやバカラに、オコエは700万円を賭けてマイナス450万円、増田は300万を賭けてマイナス230万円だったという。
今年2月のキャンプ中に、カジノ利用者は自主的に名乗り出るよう、NPB(日本野球機構)が12球団に呼びかけを行った直後に2人は名乗り出て、証拠提出などにも積極的に応じていたという。
2月にNPBが行った要請に対し、8球団16名から申告があったことがわかっているが、誰が名乗り出たのかは伏せられていた。
12球団への要請のきっかけとなったのは、2月18日に発覚したオリックス・山岡泰輔投手のオンラインカジノ利用。山岡は球団から処分を受けて当面の活動を自粛し、3月13日から個人練習を開始。その後、2軍に合流し、5月5日にようやく1軍登録された。
こうした経緯から、山岡以外のカジノ利用者を明かさない各球団の姿勢には疑問の声が上がっていたが、ようやく巨人の2選手の名前が明らかに。まだ名前が明かされていない選手も含め、山岡と同等の処分を求める声は小さくないが、巨人が2選手に厳しい処分を下す可能性は高い。
「今シーズン限りでクビになるのでは、との観測もありますね。オコエは2年前に暴力団との黒い交際疑惑が報じられるなど、素行不良はかねてから問題視されていた。そんな経緯から、オコエのオンラインカジノ利用にはさほど驚いていない球界関係者も…」(スポーツ紙デスク)
巨人以外の球団からも今後、同じような選手が出てくるのだろうか。
(石見剣)