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記事全文を読む→【芸能史の舞台裏】北公次「ジャニー喜多川告発本」出版会見で見せた「忘れられない姿」
芸能界ではジャニー喜多川氏の性加害問題が日本中を騒がせたが、本来ならもっと早く…25年以上前に、議論されるべき機会はあった。
1988年、元フォーリーブスの北公次が「光GENJIへ」という衝撃的な暴露本を出版した。そこにはジャニー氏から受けたおぞましい行為が克明に記された、実に衝撃的なものだった。当時、人気絶頂のアイドルグループ・光GENJIの名前を使った点も驚きだった。
出版にあたり、北の記者会見が行われた。場所は都内の出版社の会議室。会見にはスポーツ紙や雑誌の記者など20人ほどが集まった。スルーしたのか、そもそも声をかけていないのかはわからないが、テレビ局のクルーはいなかった。
「ひとりでも多くの人に真実を知ってもらいたいと思って、本を出すことを決意しました」
質疑応答する北の口調は、シャイで物静かな印象を受けた。
会見後に女性記者らに囲まれ談笑する北は、とても嬉しそうだった。久しぶりにメディアに注目された、ということもあったのだろう。記者らが部屋を出る際には「よろしくお願いします」と深々と頭を下げる姿が印象に残っている。
しかし、メディアはこの会見を報じなかった。翌日のスポーツ紙にその記事はなかったのだ。一部週刊誌が記事にしたかもしれないが、表向きには全く話題にならなかった。かくいう筆者も、記事にすることはなかった。当時の芸能マスコミは、ジャニーズを敵にする気など微塵もなかったのである。
その後、北を取材することはなかったが、メディアの対応に落胆したことは想像に難くない。それでもこの本の話題はクチコミで広がり、大ヒット。続編も出版された。その後、北とジャニー氏は和解したと聞く。
結局、メディアよりもジャニー氏を信頼できる存在だと考えたのでは…と想像した。北もジャニー氏も亡くなった今では、真実を知る由もないが…。
(升田幸一)
アサ芸チョイス
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