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記事全文を読む→巨人・田中将大は大丈夫か…移籍先探しでどこにも相手にされなかった大物スラッガーの悲劇
巨人の田中将大が、充実したキャンプ生活を送っている。久保康生巡回投手コーチからマンツーマン指導を受け、「魔改造」により球速がアップ。ブルペンでの投球フォームは昨年、久保コーチが指導して見事に復活を果たした菅野智之とそっくりで、危ぶまれていた日米通算200勝達成が現実味を帯びてきた。
実力者ゆえの扱いづらさや力の衰えが、楽天に「事実上の戦力外通告」を受けてからの、他球団が獲得を躊躇する大きな理由になったが、過去には主力レベルの実力を持ちながら、どこの球団からも相手にされなかった選手がいる。1991年ドラフト4位で近鉄バファローズに入団した中村紀洋だ。NPB22年、MLB1年のプロ生活で本塁打王1回、打点王2回、最高出塁率1回。2007年の中日時代には日本シリーズでMVPに輝くなど、まごうことなきレジェンドだ。
ところが現役時代の中村は、とにかく評判が悪かった。2006年にオリックスとの契約交渉が決裂して自由契約になると、他球団への移籍を模索したが、どの球団も及び腰。キャンプイン直前でほとんどの球団の編成が終わっていたこともあるが、巨人の渡邉恒雄オーナーは、「いらん」とニベもなかった。
さらにヤクルトの多菊善和球団社長は「あんな選手はいらない」、広島の松田元オーナーも「うちは全く興味がありません」、中日の西川順之助球団社長が「現場とは(獲得しない)コンセンサスはとれている」と、軒並み獲得を否定。オリックスの機谷俊夫球団代表に至っては、記者団の質問に「何を言ってるのか不明」と、煙に巻く始末だった。
結局、中村は中日に育成契約という形で入団することになるのだが、これは落合博満監督が友人の梨田昌孝氏に頼まれ、断りきれなかったためといわれる。
女性問題、脱税、賭博、暴力、薬物など野球界にスキャンダルは少なくないが、これらといっさい無縁にもかかわらず、ほぼ全球団から拒否されたのは、長いプロ野球の歴史の中でも、中村以外いないのではないか。
中村が忌避されたのは、契約更改時の「銭闘姿勢」が大きいと言われている。田中も今季の契約更改で欲をかきすぎると、最後は巨人からも見捨てられてしまうかも…と心配になる。
(ケン高田)
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