社会
Posted on 2025年03月15日 05:58

【風営法改正の大騒動~前編】6カ月の拘禁刑も…キャバクラ経営者「これじゃ、商売が成り立たない」悲鳴肉声

2025年03月15日 05:58

 悪質ホストクラブの一掃などを目的とした「風営法改正案」。政府は今通常国会での法案成立を目指しており、遅くとも年内には施行される見通しとなっている。

 今回の改正案では、客側の恋愛感情につけ込んだ「色恋営業」をはじめ、料金についての「虚偽説明」、注文していないメニューの「提供」などの禁止が新たに盛り込まれた。

 さらに、ツケを支払わせる目的で客を威迫する行為、中でも女性客に対する威迫によって売春などを斡旋、強要する行為もご法度とされたほか、性サービス店などからのスカウトバック(紹介料対価)の禁止も明記されている。

 同時に違法行為へのペナルティーが「新設」された。色恋営業などに対しては「業務停止」などの行政処分が下されるほか、ツケを支払わせるための一連の威迫行為については、最大で6カ月の拘禁刑や、100万円の罰金刑が科されることになったのだ。

 それだけではない。今回の厳罰化は「ホストクラブ」のみならず、「キャバクラ」「スナック」「待合」など、客に対する「接待」を行う飲食店全店がターゲットにされていることから、業界内で大きな波紋が広がっているのである。

 筆者の知人にあたるキャバクラ経営者も、次のように困惑の声を上げて憚らない。

「キャバクラは男性客を色仕掛けで『ソノ気』にさせてナンボの業態です。ナンバーワンクラスのキャバ嬢ともなれば、メールでのやりとりをはじめ、同伴やアフターを精力的にこなし、男性客に高級洋酒のボトルを『おねだり』するケースも少なくありません。正直、色恋営業を禁止されたら…これじゃ、ウチらの商売は成り立たなくなってしまいます」

 この点は東京・銀座の「高級クラブ」や京都・祇園の「老舗お茶屋」といえども、全く同じである。いずれも「色恋」が商売のキモになっているからだ。

 もちろん色恋営業がバレなければ、摘発されることはない。しかし、警察は捜査員を秘かに潜入させるなどして、あの手この手で証拠を掴もうとするだろう。その場合、「客も納得している」との言い訳はまず通用しない。客側が納得していようがいまいが、店側の違法行為が認められれば即、摘発の対象とされてしまうからである。(後編に続く)

(石森巌)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク