不倫騒動を起こした広末涼子が、わずか2年で地上波テレビの全国放送に復帰した。その一方で、アンジャッシュ・渡部建は醜聞報道から5年も経つが、いまだ地上波復帰への道筋が見えない。
千鳥の大悟によると、ネット番組収録前に渡部が楽屋にやって来ると、絡んだことのない若手芸人は「ただの犯罪者が来た」みたいな雰囲気を出すという。まだまだ現場で引いてしまう同業者がいるのだ。
渡部と同じ事務所のおぎやはぎ・矢作兼に至っては、いまだ渡部にダメ出しする。
「食を語る奴に、ろくな奴いないから。皆無よ。例えばホストの世界にもね、基本的には女性を騙してね、お金を取る仕事って、俺らの中ではそういう認識じゃない? ホストなんか最低の仕事だよ。でも、そんなホストの中にも、本当にひと握りは、まともな奴がいる。騙してお金を取るとかじゃなくて。結構、ちゃんとビジネスマン的な人もいるからさ。まともな奴はどんな世界にもいるじゃん。だから、食を語る系にもひと握りはいないのかね」
東野幸治からは、多目的トイレ不倫騒動から2年が経ってもイジられていた。
「いろいろあったじゃないですか。味覚障害になってないんですか。もう味がわからないとか。懐かしの食レポ、もうテレビですることもないと思うんで…」
そんな辛辣なコメントに、
「もうないんですか、私」
と返すしかない渡部が悲しい。
ちなみに東野は、渡部の自粛中にひとりしつこく、インスタのDMに下品な替え歌の動画を送り続けた。
「『頑張れよ』とか『待ってるぞ』じゃなくて、名古屋の釜愚痴ホモ恵さんっていうオネエがいるんですけど。その人が歌ってる動画を送り続けてきて。何の文章もなく、すっごい下ネタ全開の歌を送りまくってくれています」
渡部自ら、そう明かすのだった。
芸人からのみならず、動画サイトで渡部が野球のWBC日本×中国戦の実況解説をした時は、元プロ野球選手の愛甲猛にも雑な絡みを繰り返されている。
「愛甲さんのイジリは直の直でしたね。メジャーリーガーに、ベンジョトスっていう名前のピッチャーがいるんですよ。『渡部君はこれからベンジョトスを応援した方がいいよ』っていうイジリをね、8回ぐらいされたんですよ。ありがたいですけどね」
やはり悲しそうに語るしかない渡部だった。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。