このままでは「最低視聴率女王」というありがたくない称号を得ることになりそうだ。
2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」に続いて、主演ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日系)が大ピンチに陥っている。
初回(4月22日)視聴率は6.3%(世帯平均・関東地区、以下同)と、今期の連ドラでは平均的な数字だったものの、その後は右肩下がり。5月に入ってからの3話はいずれも5%台で、徐々に数字は落ちている。
同じ火曜日のドラマでは、多部未華子主演の「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(TBS系)が「天久鷹央の推理カルテ」と似たり寄ったりの数字だが、TVerの登録者数は119.3万人(5月23日現在)で、4月期連ドラでは2番目。対する「天久鷹央」は59.2万人と、ほぼ半分にとどまっている。
これまで橋本が主演したゴールデン・プライム帯の民放連ドラで、全話平均視聴率が最も低かったのは、2023年10月期の「トクメイ!警視庁特別会計係」(フジテレビ系)。5.1%だった。「天久鷹央」の視聴率が今後も落下傾向を続けると、橋本にとっては史上最低を更新しかねない事態となる。
なにしろ「おむすび」は、これまでの最低記録だった「ウェルかめ」(2009年度後期)の全話平均13.5%を下回る13.1%を記録している。
「『天久鷹央』のコミカルな役柄は橋本に合っているという評判で、ビジュアルの美しさに関しても、少なくともギャルよりは橋本に合っているのですが…」(テレビ誌記者)
視聴率低迷はなにも主演ひとりのせいではないが、なんとも不運というか…。
(石見剣)