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記事全文を読む→【ミラノ・コルティナ五輪】女子フィギュア坂本花織・中井亜美・千葉百音VSアメリカ人金メダリスト「不可解な出来栄え点」のモヤモヤ
ミラノ・コルティナ五輪で日本は冬季五輪史上最多となる24個のメダルを獲得しているが、女子フィギュアスケートでなにかモヤモヤする、腑に落ちないシーンがいくつもあった。そう感じた視聴者と関係者は多かったのではないか。
フリー演技で逆転したアリサ・リュウ(アメリカ)にわずか1.89点及ばなかったのは、銀メダルの坂本花織。リュウは後半にトリプルルッツ、ダブルアクセル、ダブルトゥーループの高難度3連続ジャンプを成功させるなど、ノーミスの演技が高く評価されたが…。
それでもコンビネーションジャンプを1回飛び損ねた、ショートプログラム(SP)2位の坂本を逆転するほどの出来栄えだったとは思えなかった。
北京五輪では、ロシアのアンナ・シェルバコワが4回転フリップで金メダル、アレクサンドラ・トルソワが4回転ルッツ等を成功させて銀メダル、次点の坂本が銅メダル。これの方がまだ「史上初の4回転ジャンプを決められたらしゃーない」という納得感があった。
しかもSPでもフリーでもトリプルアクセルを決めた中井亜美、メダルを逃した千葉百音のスピンの出来栄え点が総じて低く抑えらえた感が。中井自身は演技終了後、しきりに首を傾げていたことについて、
「トリプルアクセルを決められたものの、その後のジャンプで小さなミスが重なった」
そう振り返ったが、フリー演技だけを見ると、中井はまさかの9位。転倒も着地も大きなミスはひとつも確認できないのに、得点が伸びなかったことに戸惑い、中井は銅メダルを取れたことに気づかず固まってしまった。
個人的に特にモヤモヤが残るのが、スピンの出来栄え点だ。リュウの3スピンは全て最高レベルのレベル4と評価。さらに特別な技術に与えられるレベル5加点までもらえた。全てのスピンで出来栄え点(GOE)+1.40~+1.60を加点である。
これに対し、SP中井の3スピンにレベル2をつける審査員がいた。結果、スピンの出来栄え点は+0.88~+1.02と伸び悩み、SP1位のアドバンテージを生かせなかった。
日本代表の中で最もスピン技術に定評がある、4位の千葉百音も同じだ。3スピンの出来栄え点は1.21~。特に高難度とされる、頭上に足を持ち上げて回るレイバックスピンには出来栄え点が1.35しかつかなかった。視聴者にはリュウのスピンより美しく見えたと思うのだが、国際スケート連盟はスピードが速いだけのリュウのスピンに加点した。
思い出されるのはかつての浅田真央のライバル、韓国代表キム・ヨナのソチ五輪「疑惑の判定」だ。キム・ヨナはSP、フリーいずれもノーミスで演技を終えたのに、出来栄え点の合計が12.20点と伸び悩み、フリーのジャンプで2度も着氷ミスしたロシアのアデリナ・ドミトリエヴナ・ソトニコワの出来栄え点は14.11点。スピンとステップに最高評価、構成点がつけられ、ソトニコワが逆転金メダルを獲った。
そしてミラノ・コルティナ五輪での不可解採点。それとも日本人選手びいきがすぎる…とでも言われてしまうのだろうか。
(那須優子)
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