2021年にはアメリカ海軍から流出したという「ピラミッド型UFO」の映像をTwitter(現X)に投稿。アメリカ国防総省がこれを「未確認飛行物体について調査を行っていた際に海軍職員が撮影したもの」と正式に認めたことで衝撃を与えたのが、LAを拠点に活動する映像作家で調査ジャーナリストのジェレミー・コーベル氏だ。
コーベル氏は2023年にも、カリフォルニア沖を航行中だったアメリカ沿海域戦闘艦「USSジャクソン」の乗組員が撮影したとする映像を、自身のYouTubeチャンネルで「米海軍が捉えたtictac(チックタック)型UFO」とのタイトルで公開。「tictac」はアメリカでは誰もが知るミントキャンディーのことで、これまでにも「tictac型UFO」はたびたび目撃されていた。だが実際の姿を捉えたものは少なかったのである。
そんなコーベル氏が6月17日、またも米軍関係者が撮影したとするUFO映像を自身のYouTubeに公開した。今回の映像は以前に公表した「tictac型」ではなく、いわゆる古典的な「円盤型」。しかもかなり鮮明なのである。
コーベル氏によると、これは2020年11月にアフガニスタンとパキスタンの国境で、偵察任務遂行中の空軍が撮影したものだといい、巨大な円盤がふわりと浮かんだ状態で突如として方向を変えながら、雲間から現れたり消えたりする様子が確認できる。
分析したところでは、物体の直径は200メートルから400メートルと超巨大。通常、航空機などはジェットエンジンやプロペラエンジンを使用するため、飛行後には航跡が残るというのだが、この映像では航跡がいっさい確認できない。
したがって「円盤型UFO」である可能性が極めて高く、米軍が撮影、流出した映像としてはたいへん貴重なものだとしている。
コーベル氏はこの映像を入手後、アメリカ政府や軍関係者から2年わたり情報収集し、満を持して公表に至ったとしており、インタビューでこう述べている。
「国民には知る権利と必要性がある。この映像はUFOコミュニティだけでなく、国際的、科学的な議論の場で真剣に扱われるべきものだ」
米軍はこの衝撃的な映像についてまだコメントしていないが、UFOの情報開示が叫ばれる中、世界がその説明を注視している。
(ジョン・ドゥ)