エンタメ
Posted on 2025年07月20日 15:00

睡眠研究の世界的権威が明かした「トップ高校の生徒」「利益率の高い企業の従業員」はよく眠っている

2025年07月20日 15:00

「睡眠時間の確保」と「学習能力の向上」「労働生産性」は比例するようである。

 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の機構長、柳沢正史氏は、睡眠研究の世界的権威だ。フリーアナ・古舘伊知郎のYouTubeチャンネル「古舘伊知郎チャンネル」で、実に興味深い話をしている。

 夜、日本のリビングは海外に比べて明るく、
「睡眠学的に悪でしかない」
 光の覚醒作用が起こり、夜の光は体内時計を遅らせる作用があるからだ。すなわち深部体温を下げ、夜の睡眠に適した状態に整えるメラトニンというホルモンが、光によって抑制される。

 まして日本の中高生は塾に通い、帰宅するのは夜10時過ぎになることも。柳沢氏の睡眠研究所を訪れた高校生数十名に睡眠時間のアンケートをとったところ、
「6時間以下が完全に過半数。5時間以下もヘタすると過半数。ところが日本のトップといわれる高校の子が2校(灘高校、筑波大付属駒場高校)、たまたま続けて来たんですよ。彼らはよく寝てるんですよ。過半数の子が7時間以上、ヘタすると8時間ぐらい眠っている」

 柳沢氏は以前も古舘の動画チャンネルで、とある調査結果を紹介していた。
「日本の企業を700社か800社集めて、従業員の睡眠時間の平均値でグループ分けすると、従業員がよく眠っている企業ほど業績がいい、利益率が高い。さらに1、2年後のフォローアップ調査をして、2年後はその差がさらに開くんですよ。本当に眠ってない企業は、悪循環に陥っています」

 OECD(経済協力開発機構)が、日本を含む33カ国の平均睡眠時間を報告(2021年版)したところによれば、トップ3は南アフリカ(553時間)、中国(542時間)、エストニア(530時間)。ワースト3はスウェーデン(483時間)、韓国(471時間)、そして日本(442時間)の順だった。

 慢性的な睡眠不足を抱える日本の経済的発展は、まず睡眠時間を見直すことから始まるのではないか。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年04月15日 07:15

    千葉ロッテマリーンズの新ホーム球場は、いよいよ「ドーム化」で話がまとまった。施工主の千葉市は当初、膨大なコストがかかる「ドーム型」を諦めて「屋外型」での建設方針を示していたが、ロッテ球団とファンの要請を受けて再検討に入っていた。屋外型であれ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年04月18日 08:30

    この4月、新生活のスタートとともに、家計の見直しに動く人が増えている。今年は特に、食品や光熱費の値上げラッシュが家計を直撃。調味料や加工食品、さらには電気・ガス代まで上昇し、「何を削るか」が現実的なテーマとなっている。ここでクローズアップさ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年04月17日 18:00

    ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートで、日本勢史上初の金メダルを獲得した「りくりゅうペア」(三浦璃来、木原龍一)が今シーズン限りで現役を退くと、SNSで発表した。2人の連名で思いを綴り、〈困ったときにはいつもそばで手を差し伸べてくださ...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/14発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク