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記事全文を読む→【猫の熱中症】「生息地は砂漠」だったけど「肉球の汗・鼻呼吸・下痢・嘔吐」個体には「感度の差」があった
夏に暑くて寝苦しい、身の置きどころがないのは人間だけではない。毛皮を着ている猫は、人間以上にしんどいに違いない。しかし、言葉をしゃべらない猫が暑さをどう感じているかのかはわからない。テレビでは朝から晩まで「熱中症に気をつけて下さい」と呼びかけているが、猫たちはどうなのだろうか。
まず、猫に熱中症はあるのか、ないのか。やはり人間と同じ動物だから、猫にも熱中症はあった。しかし今のところ、我が家の3匹には無縁のようだ。
猫は砂漠が生息地だったといわれているから、元来は暑さに強い生き物だと思われる。「猫がコタツで丸くなる」のは、寒さには弱いからということになる。だが毛皮を着ているのに、30度以上の高温は、やはりツラい。
猫だけではないかもしれないが、動物は体全体で汗をかくわけではない。猫の場合、汗をかくのは肉球だという。確かに暑いからといって、体を触った時にビショビショということはない。
そして体の熱を外に逃がすため、普段は口呼吸なのに、鼻呼吸をするという。これをパンティングというらしい。
猫が熱中症になると体が熱くなり、食欲は落ちる。嘔吐や下痢をすることもある。もっとひどくなると、痙攣したりすることもあるらしい。すぐに病院に連れて行かないと、生命の危険が迫るようだ。
しかし、我が家の3兄弟で、そんな姿を見たことはない。まず夏場になると、1階と2階のエアコンは、ずっとつけている。設定温度は27度。つけっぱなしなので家全体に冷気が回り、常に一定に温度が保たれ、人間にとってだけでなく、猫にも過ごしやすいと思う。
面白いのは、3匹の暑さに対する感度が微妙に異なることだ。
長兄猫は春先くらいまでは寝室のベッドなどで寝ていることが多いが、夏場は玄関、リビング、浴室の前などを移動しながら、お腹を床にベタっとつけて昼寝することが多い。そして朝晩はベランダに出たがる(写真)。少しでもひんやりする場所を探して、ゴロゴロしているようなのだ。
真ん中の猫は寝室の押入れの奥にいることが多いが、時にはエアコンの冷気が届かない、3階の蒸し風呂のようなスペースにいたりする。人間なら熱中症になりそうだが、コイツはどうも平気っぽい。砂漠の猫か。
末弟猫は春夏秋冬変わらず、マイペース。夏でもベッドに寝そべって、タオルケットの中に潜り込んだりしている。暑さを意識しているのか、ちょっとつかみにくいのだ。
人間ならば水分の摂り方が重要になるが、猫はどうか。これがさっぱりわからないのだ。水は浴室の扉を開け、洗面器の底に1センチくらい、常に張って置くようにしている。
3匹の水分の摂り方がかなり異なることも面白い。時間をかけてピチャピチャと、それなりの量を飲む。飲むのを人に見られまいとして、コソコソする。たまたま見てしまうと、飲むのをやめてしまう。あるいは飲んでいるところを見たことがない、といった具合に…。
夏場に飲む回数や量が増えるということもない。人間なら普段より2、3倍は飲むと思うが、猫はそうではないようだ。
いずれにしても、我が家の3匹は今のところ、熱中症の心配はあまりなさそうである。
ひとつだけ迷っていたのは、飲ませるのは水道水でいいのか、それともミネラルウォーターにした方がいいのかということ。猫にミネラルウィーターなんて、という声もあるだろうが。
ミネラルウォーターの場合、硬水でマグネシウムやカルシウムが多いものもあり、それは猫にはよくない。つまり普通に水道水がいい。そりゃそうだよね、と納得だ。
(峯田淳/コラムニスト)
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