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記事全文を読む→日本ハム・新庄剛志監督がロッテ・田中晴也に「ロジンの粉がうっとうしい」クレームで「伊藤大海もやってただろ!」
マウンドから立ち上る白い粉塵が、打者の視界を曇らせた。7月27日のエスコンフィールド北海道では、ロッテの先発投手・田中晴也が1球ごとにロジンを塗り直すたび、足元のロジンバッグから吹き出した粉がマウンドを白く染め、ホームプレート方向へと流れ込む。まるで「視界の壁」を築くかのような光景だった。
打席に立った日本ハムの清宮幸太郎は、初球を前に一度バッターボックスを離れ、舞い上がる粉塵が収まるのをじっと見届けてから再度、構え直した。続くフランミル・レイエスも同様に身を引き、飛散を避けようとしたが、結果はいずれも空振り三振。打者の集中を一瞬で奪う「白い煙幕」に、攻略の糸口は見つからなかった。
試合翌日、日本ハムの新庄剛志監督は自身のインスタグラムで、苦言を呈した。
〈バッターは打ちづらさを感じるし、投手のリズムも乱れる。手にたくさんつけたいわけじゃなく、打者を惑わすためにやっているように思われる。手の甲につける意味もわからない〉
一方で、夏場の試合では気温や湿度が高くなることもあり、汗止めとしてのロジンは投手生命を支えるアイテムともいえる。
ここで忘れてはならないのは、新庄政権下の2022年に球団公式グッズとして発売された、伊藤大海の「#追いロジン」シリーズだ。1球投げるごとに掌全体にロジンを塗り込み、舞い上がる粉をシルエット化したTシャツ、トートバッグ、クッションの数々。さらにはロジンそのものまでもがラインナップされた。すでに販売を終了しているものの、「追いロジン」のインパクトは今なお色褪せず、天にツバする要因となっている。
田中と伊藤はチームを越えて「ロジン・コンビ」と呼ばれるほどの消費量を誇る。特定の投手を責めるのではなく、球界全体で「汗対策」と「対戦の公平性」を両立させる方法を真剣に模索すべきだろう。
新庄監督はこれまで、西武ドーム改修費用の全球団負担を提案するなど、球界の「ご意見番」として知られる。だが、その発言は時に波紋を広げ、他球団や選手への配慮を欠くことも。今回のロジン論争では、過去の話題と現場のリアルな課題が交錯する。
投手のコンディション維持と打者の公平な対戦環境、その両立を可能にする新ロジンの開発や運用ルールの見直しが、球界の次なるステップとなるよう期待したい。
(ケン高田)
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