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記事全文を読む→日本ハム・新庄監督が「髙橋君、よく言った」と即反応したベルーナドームのヒドすぎる環境と「空調化」
猛暑の中、選手生命を削るような過酷な環境に、ついに現場の声が上がった。日本ハムの新庄剛志監督が7月10日、自身のインスタグラムで、西武・髙橋光成の「暑さ問題」に賛同を示したのだ。
髙橋は前日9日の練習後に、こんな本音を吐露している。
「水も飲むし、睡眠もとるし、食事もする。でも(熱中症に)なったらしょうがない。それか、ドームにしてもらうか(笑)」
ベルーナドームの過酷な環境に、苦笑いだったのである。
空調のない「屋根付きスタジアム」は真夏には熱気がこもり、蒸し風呂と化す。髙橋の発言には選手としての実感と、蓄積した疲弊がにじんでいるように感じられるのだ。
新庄監督はこの発言に即反応。その投稿はというと、
〈「ドームにしてもらう」選手、ファンの皆さんが快適に試合を楽しめるようお願いしたい。髙橋君、よく言った〉
日本ハムの本拠地エスコンフィールドの開閉式屋根と空調システムを日々、目の当たりにしている新庄監督にとって、ベルーナドームの構造は明らかに異常に映っているのだろう。
ベルーナドームでは7月8日から「夏季冷涼化対応」として、観客用のミスト設備を本格運用。しかし冷却効果があるのはコンコースの一部で、選手が長時間滞在するグラウンドやベンチへの影響は限定的だ。多少なりとも観客の不快指数は下がったかもしれないが、プレーする側がバテていては意味がない。
すでに影響は出ている。6月27日には西武・今井達也が熱中症のような症状で4回途中に緊急降板。2023年にもロッテの吉井理人監督が、美馬学の体調を懸念して、わずか84球で降板させたことがある。選手のコンディション維持が球場構造によって左右されている実態は、もはや無視できない。西武という球団自体が選手から敬遠される時代が、すでに始まっているのかもしれない。
巨人の遠征時に東京ドームを仮本拠地として活用し、その間にベルーナドームの抜本改修を行うべき、との意見がある。観客数も厳しい。ミスト稼働後の楽天3連戦で2万人を超えたのは1試合のみ。髙橋が登板した6月13日の中日戦は2万1000人超を記録しており、効果には疑問を抱かざるをえない。
選手会レベルでの協議が行われているかは不透明だが、もはや一選手や一監督の愚痴では片づけられない段階に入っている。選手を守るための抜本的対策が急務であるのは間違いなさそうだ。
(ケン高田)
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