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記事全文を読む→新庄剛志は「第2の長嶋茂雄」本拠地エスコンFの阪神戦「電撃パフォーマンス」が神すぎた!
「ファンあってのプロ野球」
ミスターこと長嶋茂雄氏は数々の名言を世に遺したが、この言葉はまさにミスターを体現する名句だったと言える。
プロ野球ファンのみならず、日本中が深い喪失感に包まれる中、6月3日から今季のセ・パ交流戦がスタートしている。筆者が胸を打たれたのは、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた日本ハム×阪神戦で、日本ハムの新庄剛志監督が魅せた電撃パフォーマンスだった。
第1戦のメンバー表交換の際、新庄監督は阪神の藤川球児監督とあえて目を合わさず、踵を返してベンチへ。ところが第2戦では藤川監督に自ら笑顔でグータッチを迫ってスタンドを沸かせるや、続く第3戦では6人の審判団らとホームベース上で手を合わせた後、輪の中にいた藤川監督と力強くハイタッチしてみせたのだ。
実は交流戦前の記者会見で、新庄監督は藤川監督と広島・新井貴浩監督が死球をめぐる一触即発の騒動を機に、メンバー表交換時に目を合わせなかった一件をイジる形で「藤川監督とは目を合わせない」などと、笑いを交えて話していたのだ。
それがフタを開けてみれば、前述した電撃パフォーマンス。加えて試合が阪神の一方的な流れになったにもかかわらず、阪神の4番・佐藤輝明が8回表に通算100号となる記念アーチを放った際には、ベンチを出て惜しみない拍手を送っていた。
それだけではない。阪神が7-1で勝利を収めたゲームセットの直後、ベンチを飛び出した新庄監督は藤川監督に手を挙げてエールを送るや、藤川監督も笑顔でこれに応じてみせたのだ。全国紙スポーツ担当記者が指摘する。
「新庄監督の一連のパフォーマンスは、ミスター死去で沈む球界の雰囲気を、一気に明るくしました。実は試合終了後、エスコンフィールドのセンターパネルには、詰めかけた阪神ファンの熱い応援に対する感謝の辞が掲示され、その日の勝敗に関係なく、球場全体が温かいムードに包まれました。これもまた新庄監督のアイデアだったと聞いています。ファンあってのプロ野球。新庄監督はまさに『第2のミスター』と言っていいでしょう」
自らを熱烈にアピールするだけではなく、対戦相手に対するリスペクトを常に忘れず、勝敗の垣根を越えてファンを喜ばせる。まさにミスターそのものではないか。
(石森巌)
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