日本ハムが千葉県鎌ヶ谷市の2軍本拠地を北海道に移転する方針であることが明らかになった。球団関係者によると、
「2軍移転の計画は前々から上がっており、鎌ヶ谷スタジアムの老朽化に伴う施設改修をするのか、別の場所に移転するかでかなり揺れていた。ただ、千葉県は千葉ロッテマリーンズの保護区域のため『移転した方がいいのでは』との話が出ていた。都心からのアクセスがそれほどよくないため、選手や首脳陣は毎回、相当な時間をかけて移動していることもネックになっていた」
しかしながら、北海道内に2軍施設を移すと、不利になることがある。
「2軍の試合も1軍同様、基本的にはビジターゲームは道外ばかりで実施されます。陸続きではないため、費用負担がかなり重くのしかかる。別途、2軍だけLCCなどの航空会社とタイアップして旅費を抑えないと、球団経営にかなりの影響が出てくるのではないか」(前出・球団関係者)
そこで考えられるのが、来期以降の「新庄2軍監督」就任プランだ。
「新庄監督が2軍で指揮するとなれば、スポンサードしたい企業は多くいると思います。もし本人が就任を拒んでも、アドバイザーなどの名誉職として残し、スポンサードを2軍育成費用に充てることは可能でしょう」(地元メディア関係者)
7月上旬にも正式な会見が開かれる見込みの大プロジェクトから目が離せない。