4月に開幕し、半年間も続く大阪・関西万博。相変わらず関西以外での話題性は低いままで、「お国の学園祭」は盛り上がりに欠ける印象だ。
在阪企業から万博業務に出向しているスタッフによると、
「来場者数自体は、そこそこの数で推移しています。問題は公金をペイできる人数が、半年間で集まるかどうか。ここをクリアしないと、閉幕してからバッシングを受ける対象になってしまう。実行委員会はなんとか露
出を増やそうと、今でも各テレビ局、芸能事務所に声をかけて、ロケの誘致を行っていますね」
それでは実際に万博会場でロケをする芸能人たちは、どう思っているのか。手掛ける番組の複数の出演者が現地に赴いた中堅放送作家がコッソリと実情を明かす。
「一様に皆が口にするのは『案外、ショボかった』ということ。各国のパビリオンの中には話題性が大きいものもありますが、どうも作りがチープなものが多いようで…。番組内で『楽しかった。また行きたいね』とコメントしていますが、あれは台本通りに読み上げているだけで、タレントたちの本音とは程遠い内容。国を敵に回したくないので、絶対に本音は言えないですね」
これから猛暑となり、日陰が少ない万博会場には熱中症問題が噴出することが見込まれる。はたして盛り上がりはどうなるのか。