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夏のローカル競馬の真っただ中。東の開催は福島から新潟、西は小倉から中京に移る。
その新潟の開幕週を飾る関屋記念は、今年からサマーマイルシリーズの一環として、これまでの別定戦からハンデ戦になった。ただ、マイルCSを頂点とする秋のマイル路線を見据えての一戦。それだけに暑さの最中とはいえ、これまでどおり、なかなかの顔ぶれで、注目すべき重賞と言っていい。
02年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間、その馬単での万馬券は6回(馬連は3回)。この間、1番人気馬は8勝(2着4回)。2番人気馬は3勝(2着3回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は2回。20年から22年まで3年連続で馬単万馬券が飛び出しているが、全般的には中穴傾向の重賞である。
年齢的には充実ぶりが目立つ5歳馬が8勝(2着14回)と、よく連対を果たしており、他の世代を圧倒している。これに続くのが4歳馬の6勝(2着5回)、6歳馬は5勝(2着3回)、7歳以上の古豪は3勝(2着1回)を挙げているが、13年を最後に馬券に絡んだ馬はおらず、苦戦を強いられている。
ちなみに、今年も2頭が出走を予定している3歳馬は〈1 0 2 12〉。勝ち馬は18年のプリモシーンのみだが、今年からハンデ戦に変わったことで、これまでの傾向がどうなるのか。
まずは顔ぶれを見てみよう。その3歳馬はイミグラントソングとシンフォーエバー。前者はニュージーランドTの覇者で、後者は1勝馬ながらGⅢサウジダービーで2着した芝、ダート兼用のクセ者。2頭ともハンデしだいでは要注意だ。
古馬勢は府中牝馬S2着のカナテープ、良血馬シヴァース、新設重賞のしらさぎSで勝ち馬とコンマ4秒差の4着に好走したダイシンヤマト、ひと息入ったが好仕上がりにあるフォーチュンタイム、去年の秋華賞2着馬で巻き返しを期すボンドガール、新潟大賞典で1番人気に支持されたレガーロデルシエロといったところが人気だろう。
しかし、どの馬も一長一短で力が拮抗しているだけに、ひと波乱あっても不思議はない。穴党として期待を寄せてみたいのは、シヴァースだ。
前走のしらさぎSは10着に敗れてしまったが、これで評価が下がれば、しめたもの。敗因は、ややレース間隔が開いていたことで、体に少し余裕があった(前走比プラス6キロ)。前半、折り合いに苦労していたことを思うと、重め残りの状態だったことは明らかだ。
しかし、レースを使われたことで、この中間は気配がよく、稽古での軽快な動きが目につくようになっている。10着とはいっても勝ち馬との差はコンマ7秒。まともなら巻き返しは十分可能だ。
友道調教師も「いい雰囲気になっている。中間の動きも上々で、このぶんなら楽しみ」と、期待感を口にする。
母ヴィブロスは秋華賞やドバイターフの勝ち馬で、近親、一族にヴィルシーナ(ヴィクトリアMを連覇)など活躍馬が多くいる良血。ハンデは恐らく56キロ止まり。勝ち負けになっていい。
一方の東海Sは、過去23年で5歳馬が12勝(2着7回)と圧倒的な強さを誇っているが、このレースも各馬の力が拮抗しており、馬券的には簡単ではない。
イチオシしたいのは、4歳馬のインユアパレスだ。
オープンに上がってから惜敗が続いているが、使われつつ末脚に磨きがかかってきたのは強み。まだ上り調子で7ハロン戦は合っており、持ち味の末脚を生かすには直線の長い中京はピッタリだ。母系は欧州の一流血脈で、チャンスとみた。
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