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柿谷曜一朗「治らない遅刻癖で追放」の知られざる舞台裏…原因は香川真司と乾貴士だった

 あのトラブルの裏に、まさか香川真司と乾貴士がいたとは…。サッカー元日本代表の柿谷曜一朗氏が、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルで、セレッソ大阪を追放された事件の裏側を語った。

 この事件は2009年に柿谷氏が遅刻を繰り返したことで起きた。レヴィー・クルピ監督が厳しく注意したが、遅刻癖は治らない。そんな中、ファジアーノ岡山戦で2ゴールを奪う活躍をみせた。

「岡山から帰ってきて、ご飯を食べに行って、気分良く飯を食って『お前、そんなん言って明日、遅刻するんちゃう』みたいな話をした。(俺は)『いや、何を言ってるんですか。このタイミングで誰がどうやったら遅刻できるの』と言って、フリが完成していた。家に帰って12時ぐらいには寝た。起きたら10時だった」

 練習の開始時間は10時である。

「昨日2点取ったし、許してくれるんちゃうとか少し思いながら行ったら、スタッフが『嘘やろ』と。俺もどんな顔したらいいのか分からなくて。強化部に呼ばれて、クルピ監督が『もう来ないでほしい。荷物まとめて帰れ』と(言っている)。自分で恥ずかしいのもあった。ここにいたらアカンというので、挨拶もなしでそのまま徳島に。次の日に行きました」

 まさに電撃移籍だった。

 なぜそんなに遅刻を繰り返してしまったのかといえば、チームメイトの香川真司と乾貴士がすごすぎて、精神的に追い込まれていたからだという。

「乾くんと(香川)真司くんがすごいから拗ねた。僕はただただ起きていない。10時練習なのに10時に起きていた。前の日11時とかに寝て。タイマーをセットしてるはずなんですよ。でも鳴ってるのか、消してるのか覚えていない。19歳なのでお酒は飲んでいない。お酒を朝まで飲んで遅刻しました、なら気をつけろよってなるけど、気をつけようがなくて。気をつけて寝ているんですよ。遅刻したら絶対アカンと思って寝ているのに、遅刻している」

 徳島ヴォルティスに移籍後も遅刻は続いたが、生活態度を改めたことで、なくなったという。

「ジーニアス」と呼ばれた男に、起きられないほどのプレッシャーを与えるとは、香川と乾のすごさがわかるエピソードだ。

(鈴木誠)

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