「東アジアE-1サッカー選手権2025」の決勝大会が、7月8日にスタートする。2003年から始まり、日本と韓国、中国といった東アジアの国が参加するサッカーの国際大会だ。
欧州はすでにシーズンオフに入っており、選手を強制的に招集できる国際Aマッチデーでもないため、海外組は呼ばず、Jリーグ所属選手で構成される見込みだ。
となれば、これまで呼ばれたことがないJリーガーが、初めて日本代表に招集される可能性がある。元日本代表の名良橋晃氏は自身のYouTubeチャンネルで、E-1選手権で見てみたい3選手を紹介した。
1人目は鹿島アントラーズのゴールキーパー・早川友基。
「鉄人。2シーズン前からリーグでフルタイム出場。キックのうまさがあり、セーブ数もリーグ上位。1試合に2、3回はファインセーブがあります。パフォーマンスもいい」
次に挙げたのは、名古屋グランパスの稲垣祥だった。33歳と新戦力としては年齢は高いが、ぜひE-1選手権で見てみたいという理由は、
「1試合に何人の稲垣選手がいるんだっていうぐらい、守備でも攻撃でもボールに絡んでいる。ミドルシュートの精度が高い。湘南戦ですごいミドルを決めている。プレーエリアも広い。グランパスではもう代えのきかない存在。年齢は関係ない。長友選手が入ってるんですから」
そして最後に選んだのは、ジュビロ磐田の角昂志郎である。
「今年、筑波大学からジュビロに入ったルーキーながら、もう代えのきかない選手になっている。周りの選手をしっかり操ることができます。上手さもある。走れる。狭いところでも(相手選手のマークを)はがせます。ポジションはトップ、シャドー、ウイングバックができる。U-17W杯でサイドバックもやっている、マルチなプレイヤー。森保監督の選択肢が増えるはず」
ジュビロは今季J2で戦っているため、角が呼ばれる可能性は低いが、それでも見てみたいと思うほどの選手だと、名良橋氏は力説した。
もしこの3選手が招集されたら、その動きをじっくりと観察したい。
(鈴木誠)