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夏のローカル競馬はハンデ重賞が多い。今週のメインとなる七夕賞も、ハンデ戦だ。舞台は小回りの福島で、荒れる重賞としても知られている。
02年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間、馬単での万馬券は8回(馬連6回)。この間、1番人気馬は4勝(2着5回)。2番人気馬も4勝(2着3回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は昨年の1回のみ(それも2番人気馬の勝利)。今年の顔ぶれを見ても、人気どおり簡単には収まりそうもない。
新潟大賞典を勝って勢いに乗るシリウスコルトは〈2 1 0 1〉と福島を得意にしているし、前走のジューンSで約2年ぶりに勝利を挙げたシルトホルン、エプソムC2着のドゥラドーレス、安定味があり平坦コースを得意にしているバラジ、4カ月半の休み明けになるが福島は〈2 0 0 1〉と好相性のリフレーミングといったところが有力候補に挙げられるが、どの馬も絶対視はできない。
年齢的には過去23年で5歳馬が10勝(2着10回)、6歳馬は8勝(2着7回)と、充実期にある実績馬がよく連対を果たしている。ただ、過去10年で見ると、3勝(2着1回)を挙げている4歳馬の頑張りも目立っている。
ハンデは比較的、斤量を背負わされた実績馬がよく連に絡んでいる。過去23年で57キロが12勝(2着4回)と最も多く、57.5キロでも1勝(2着2回)。そして58キロが0勝(2着2回)。06年には59キロを背負ったメイショウカイドウが勝利を収め、57.5キロのコンゴウリキシオーが2着というケースもあった。ハンデ戦とはいえ、地力のある馬を軽視してはいけないという証しである。
もろもろ考慮したうえで期待を寄せたいのは、コスモフリーゲンだ。
前走の3勝クラスで勝利を収め、ここが昇級初戦。しかも重賞は初挑戦と家賃は高く、いきなりでは─とみる向きもあるとは思うが、これまで8戦して〈4 2 1 1〉と安定感があり、相手なりに走る勝負強さが武器。十分勝負になるとみての狙いだ。
しかも状態がいい。骨折のため昨年5月から今年3月までの長期休養明けを2度使われ、ここは前走から3カ月の放牧明けになるが、この中間はさらに良化している。
「年齢のわりに数を使っていないので、ここにきてグングンとたくましくなり、充実ぶりがうかがえる。稽古の動きもよく、本当にいい雰囲気」
こう畠山調教師をはじめ、厩舎スタッフが目を細めるほど。
軽快な先行力が持ち味でハナにこだわる馬ではないものの、メンバー的に逃げるのは恐らくこの馬。ローカルの平坦コースは初めてになるが、脚質を思えば間違いなく合っている。
「故障がなければ、すでにオープンに入ってやれていたはず」と、畠山師の期待感も大きい。ならば、チャンスがあってもいいのではないか。
ハンデは恐らく前走より1キロ軽い56キロまで。好走条件はそろっており、晴雨にかかわらず主力とみたい。
穴馬は2頭。まずはダンテスヴューである。
福島は〈0 0 0 4〉と実績はないが、休み明けや調子落ちなど、敗因がハッキリしているので問題はない。前走後はひと息入れて、ここを目標に好仕上がり。体重が大きく減っていなければ好走必至だ。
もう1頭は、ニシノレヴナントである。
前走の目黒記念(15着)は大外枠が響いた。「無理に出していったら引っ掛かった」(上原博師)ということなので参考外にしていい。ハンデは恐らく55キロと軽く、一発があっていい。
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