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記事全文を読む→阪神・佐藤輝明の「打撃覚醒」は守備から生まれた 田中秀太コーチと二人三脚で「失策王」返上の効果
阪神タイガースが8月に入っても勢いを失う気配はない。藤川球児監督の就任1年目にして、チームは快進撃を続けている。その原動力のひとつが、不動の4番・佐藤輝明の存在だ。
8日のヤクルト戦では4回に本塁打を放ち、両リーグ最速で今季30号に到達。これは阪神の日本人選手として1982年の掛布雅之以来、実に43年ぶりの快挙であり、「令和のミスタータイガース」の呼び声も高まっている。本人も「一つの目標だったので嬉しい」と喜びを語っていた。10日にも31号。ペース次第では40本超えも視野に入り、三冠王の可能性すら指摘されている。
今年の佐藤は打撃面の好調が目を引くが、真の成長ポイントは“守備”にある。昨季は3塁で23個の失策を記録し、12球団ワースト。ゴールデングラブ賞の記者投票ではまさかの0票という屈辱も味わった。しかし今季はここまでわずか2失策と劇的に改善。阪神担当記者も「エラー王だった選手がこの数字は快挙」と驚きを隠さない。
守備改革は昨秋のキャンプから始まった。派手なジャンピングスローなどは体力的に容易にこなせたものの、安定感には欠けていた佐藤は、地味だが堅実なプレーを徹底的に磨いた。1軍に配置転換された田中秀太内野守備走塁コーチと二人三脚で守備基礎から立て直し、結果として攻守両面の安定につながっている。
田中コーチは現役時代、内外野をこなすユーティリティープレーヤーとして活躍したが、その経験が佐藤の覚醒を支えていると言っても過言ではない。
(小田龍司)
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