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記事全文を読む→【誤報バトル】「石破退陣」号外の読売新聞が首相に謝った⇒「いや、謝ってない」猛抗議⇒情報を漏らしたのは「石破首相本人」だって!?
〈石破首相退陣へ〉と読売新聞が7月23日に号外で報じてから、1カ月近くが経った。〈月内にも退陣を表明する方向で調整〉ということだったが、8月に入っても辞める気配はなく、いまだに石破茂首相は権力の座にしがみついている。号外は結果的に「誤報」となった。
この「石破首相VS読売新聞」のバトルに「週刊文春」が参戦。〈石破首相強気のウラに読売の〝謝罪″があった!〉とする記事を掲載したのだ。
記事によると、読売グループ本社の山口寿一社長が8月上旬に石破首相と面会した際、号外を出すなどの退陣報道について「謝罪の意を表明した」という。その際、「政治部はアンタッチャブルで、自分では制御がきかなかった」と釈明したというのである。
読売新聞グループ本社は直ちに抗議書を送り、謝罪と記事の取り消しを求めた。抗議書では、山口社長が記事にあるような、謝罪の意を表明した事実はないと強調。「週刊文春」の取材に対して「謝罪した事実はありません」と明確に否定したにもかかわらず、虚偽の事実を断定的に報じたのは極めて悪質だとして厳重に抗議した、というものだ。
問題は「誰がこの話を漏らしたか」だ。政府関係者が言うには、
「石破首相その人が情報源だ」
しかも石破首相は「手打ちはしていない」と言いながら、読売側が戦後80年のインタビューを持ちかけてきたと、得意満面に語っているという。石破首相とすれば、のこのこ社長がやってきたとなれば、読売側が謝罪に来たと受け止めたのだろう。
対する読売側も、抗議せざるをえなかった。というのも、社会部出身の山口社長が、故・渡辺恒雄主筆時代から政治部支配が続いている社内の状況について、部外に「政治部はアンタッチャブル」などと発言したとなれば、自らの立場が危うくなるからだ。渡辺氏は他界したが、政治部の後輩の老川祥一氏が後任の主筆として、影響力を持っている。
お互いメンツがあるだけに、引くに引けない。はたしてこの対立はどうなるか。総裁選前倒しをめぐり、グダグダ状態が続く自民党の内情よりも面白いのである。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)
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