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記事全文を読む→「ちはやふる」まさかの最終話まで大コケ…離れていった視聴者の心中は
広瀬すずがヒロインを務め、2016年・18年に映画3作品が公開された「ちはやふる」シリーズは、競技かるたを題材にした末次由紀氏の人気漫画を原作とする作品である。映画版はヒットを記録し、今回のドラマ化(「ちはやふる-めぐり-」=日本テレビ系)にも大きな期待が寄せられていた。初回放送前には広瀬や上白石萌音、野村周平ら映画版キャストが集合した写真が公式SNSに投稿され、ファンの期待感を一層高めていた。
しかし、7月9日に放送された初回の世帯平均視聴率(関東地区)は5.2%にとどまり、その後も数字は伸び悩んだ。9月10日の最終回には、「ちはやふる -結び-」でかるたクイーンを演じた松岡茉優が出演し、主要キャストのうち清原果耶を除けばほぼ全員が顔を揃える豪華な布陣となった。それにもかかわらず、視聴率は3.9%という低水準に沈んだ。
SNS上では「広瀬すずの出演が少なすぎる」と落胆の声が相次いだ。だが、業界関係者は「根本的な原因は別にある」と指摘する。
その要因はヒロイン像にあると分析する脚本家もいる。主演の當真あみが演じた藍沢めぐるは、かるたへの情熱を全開にするどころか、過去の経験によるトラウマを抱えたネガティブなキャラクターだった。従来のファンが求めていたのは、広瀬すずが演じた綾瀬千早のように「かるたが大好きで全力疾走するヒロイン」や、広瀬・野村周平・新田真剣佑らが織り成した王道の三角関係といった、ベタだが熱量のある青春ドラマだったはずだ。ところが今回の作品は、恋愛要素も薄く、かるたへの熱も感じられず、結果として新旧のファンを取り逃がした格好となった。
もちろん、ナイーブなヒロイン像に共感する視聴者も存在した。しかし、「青春ドラマの主人公としては応援しづらい」「むしろ原菜乃華が演じた凪の方がヒロインらしかった」といった声も目立ち、作品全体の評価を下げる要因となった。
當真あみにとっては連続ドラマ初主演作となったが、結果は厳しかったと言わざるを得ない。もっとも、10月17日には映画初主演作「ストロベリームーン 余命半年の恋」が公開予定で、ここでの演技次第では評価の巻き返しも十分に可能だろう。
(石見剣)
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