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記事全文を読む→広瀬すずの代表作「ちはやふる」で先にキャスティングされていたのはのんだった/代役女優の「替えが利かないブレイク魔術」(3)
突然のトラブルに端を発し、「代役ブレイク」はいきなり訪れる。きっかけもさまざまだ。
「松嶋菜々子(51)の代表作の1つに99年放送の『魔女の条件』(TBS系)がありますが、最初にヒロイン役をオファーされたのは常盤貴子(53)でした。しかし彼女は、香港映画に出演するためNGになり、松嶋に声がかかりました。すでに人気は確立していましたが、女教師と男子生徒という〝禁断の恋〟を描いたドラマで、清純派女優が演技派という冠も手に入れる契機となった」(平田氏)
教師と生徒の禁断の関係といえば、93年に放送された「高校教師」(TBS系)が先駆けとなる。同ドラマでもヒロイン交代が吉と出たようだ。
「当初のヒロインに予定されていた観月ありさ(48)サイドが、台本を確認した時点で『淫行』や『近親相姦』など過激な内容に難色を示したのです。すべてを受け入れた後任の桜井幸子(51)が、少女の繊細な心の揺れ動きを見事に演じきった。回を追うごとに話題を呼んで、最終回は30%を超える高視聴率となりました」(平田氏)
ところで、井上真央(38)が代役を務めたパターンは異質だった。彼女は子役から女優に転身後、大学進学に向け学業専念のために芸能活動を一時休止している。復帰後に連ドラ初主演となる「花より男子」(TBS系)をヒットさせて一気にスターダムへと駆け上がるが、同ドラマが放送に至るまでの背景には、本人もあずかり知らぬところで紆余曲折があったという。
「TBSは当初、上野樹里(39)主演で岡田准一を相手役に起用し、後にフジで実写化された人気漫画『のだめカンタービレ』(講談社)のドラマ化を計画していました。しかし、当時の『ジャニーズ事務所』が主人公を男性に改変し、岡田主演の作品にするように要請。これに原作者が難色を示したことで、ドラマ化の計画が御破算になった。放送枠の穴埋めとして急きょ『花より男子』のドラマ化案が浮上し、井上が抜擢されたのです」(事情を知る芸能プロ幹部)
こうした事情もあってTBSも過度な期待はしていなかったようだが、予想に反して平均視聴率20%超えの大ヒット。映画化もされた。
「TBSにとっても、井上にとっても、結果的にジャニーズ様様。そのジャニーズも同作で松本潤をブレイクさせました。上野も巡り巡ってフジでドラマ化された『のだめカンタービレ』の主演で脚光を浴びた。かかわった全員がウィンウィンという極めてレアなケースです」(平田氏)
人気漫画の実写化作品では、今年7月期の日テレの連ドラ「ちはやふる─めぐり─」が放送予定だ。同ドラマは18年に公開された映画「ちはやふる」(東宝)の10年後を描いている。
同映画は広瀬すず(26)の出世作の1つでもあるが、当初はのん(31)=当時は能年玲奈=がキャスティングされていた。ところが「独立騒動」が勃発し、主演交代となった経緯がある。
実は広瀬とのんの主演スイッチ劇は、それ以前の作品からあった。広瀬の連ドラ初主演作「学校のカイダン」(日テレ系)も、先に出演オファーを受けたのんサイドが「女子高生の制服を着る役は卒業させたい」と断ったことがきっかけと言われている。佐々木氏が明かす。
「実は『学校のカイダン』の時から独立騒動の火種は燻くすぶっていて、当時の所属事務所は扱いに苦労していたと聞きます。『ちはやふる』に関してはトラブルを避けるため、事務所のほうから出演を辞退したとか。代役を引き受けた広瀬にとっては結果オーライでしょう」
実際、広瀬は同作の演技が評価され、「日本アカデミー賞」で優秀主演女優賞を獲得するなど、女優としての評価を大きく上げることに。
「交代劇」とはよく言ったものだが、現実はドラマよりも劇的で、リアルに主役が入れ代わる。
不倫騒動の余波が、また新たなスター女優を世に送り出すことになるか。
アサ芸チョイス
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