スポーツ
Posted on 2025年09月30日 11:30

「この成績では辞められない」広島退団の田中広輔が移籍すればハマるセ・2球団

2025年09月30日 11:30

 広島の黄金期を支えた2人のベテランが、赤いユニホームに別れを告げる。田中広輔内野手と松山竜平外野手、リーグ3連覇の原動力となった功労者が、今季限りで退団することになった。

 球団から伝えられたのは「来季の構想外」という現実だった。コーチ就任や引退試合の打診も受けたというが、2人は固辞。出場機会を求めて現役続行を選んだ。

 注目されるのは田中の行方だ。今季の1軍出場は14試合にとどまったが、ウエスタン・リーグでは62試合で打率3割3分3厘と高い数字を残し、健在ぶりを見せている。本人も「この成績では辞められない」と語るように、グラウンドに立ち続ける意欲はまだ衰えていない。

 退団後の行き先としてまず注目されるのがDeNAだ。田中は神奈川県厚木市出身で、東海大相模から東海大へと進んだ地元選手。2020年にFA権を取得した際には、DeNAが水面下で獲得調査を行った過去もある。当時は広島残留を選択したが、今回改めて移籍の可能性が取り沙汰されている。本職の遊撃は京田陽太、石上泰輝、森敬斗らが競い合っており、経験豊富な田中が加われば、内野の安定感は増すだろう。

 もう一つの有力候補は阪神だ。今季の遊撃は小幡竜平が主に務めたものの、打率2割2分2厘と打撃面で物足りなさが残った。木浪聖也や熊谷敬宥も起用されたが、レギュラーを完全に掴んだとは言い難い。小技と出塁率を武器にする田中なら、阪神内野陣に新たな選択肢をもたらす。今季の年俸は3000万円と補強コストも手頃で、他球団にとっては「お買い得」といえるだろう。

 3連覇を知る田中が、来季どのチームでプレーするのか。実績と実力を踏まえれば、まだユニホーム姿をグラウンドで見られる可能性は十分にある。

(ケン高田)

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