スポーツ
Posted on 2025年10月04日 08:00

来季の連覇を狙う阪神に「やっかいな問題」が!1軍で投げなくても3億円「力のないベテラン投手」の取り扱い

2025年10月04日 08:00

 今季、セ・リーグでぶっちぎりの優勝を果たし、来季は連覇に挑む藤川阪神に、やっかいな問題が存在している。ズバリ、西勇輝の存在だ。在阪スポーツメディア関係者が、現状を語る。

「今季の西は1軍登板がわずか1試合で0勝1敗、防御率5.79と不振だった。その上、ファームでの成績も14試合の登板で防御率は3.29ながら3勝4敗と、目立った成績は残していません。仮に才木浩人が今オフ、ポステイングでメジャーリーグに行ったとしても、先発投手陣は村上頌樹、デュプランテェ、大竹耕太郎、伊藤将らがおり、人材は豊富。現状では来季も12球団一の陣容を誇る阪神の投手陣に食い込むことは難しいでしょうね」

 阪神は10月1日に2021年のドラフト1位・森木大智や渡辺諒ら支配下選手4人を含む7選手と、来季の契約を結ばないと発表し、大ナタを振るい始めている。しかも藤川球児監督は就任時から「力のないベテランは使わない」と宣言しており、本来なら西の立場は微妙。そこに契約問題が横たわっている。スポーツ紙遊軍記者が言う。

「FA権を再取得した2022年オフに年棒3億円の4年契約を結んでおり、来季が最終年。阪神としては西が自ら引退や年俸減額を申し出ない限り、来季は1軍で1試合も登板しなくても、3億円を支払わなくてはならない。正直言って、不良債権ですね」

 残る手段はトレードだが、ここ2年は明らかにパフォーマンスが落ちている投手に手を出すチームはなかろう。前出の遊軍記者は、
「メジャーリーグなら年俸を半分あるいは大半を負担するから他球団に引き取ってもらう、ということもあるでしょうが、日本では難しい。考えられるシナリオは塩漬けか、本人から今オフに引退を申し出てもらうことぐらいですかね…」

 西は2024年の契約更改後、「この年齢でできなかったら引退するのは当たり前」と宣言し、今季が背水の陣であると明かしているが、「できなかった」ことは明らかだ。

 西には長年、オリックス、阪神の投手陣を支えてきた自負がある。そして契約はあと1年、残っている。それでもその先に待ち受けているのは、かつて歩んだことのない茨の道であることは間違いない。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/9/30発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク