サラリーマンや鉄道ファン、出張族の胃袋を支えてきた「駅そば」。全国に約3000店舗がひしめくが、不思議と姿を見せないのが「駅ラーメン」だ。ラーメン大国の日本において、なぜ駅ホームの主役はそば・うどんに独占されているのか。そこには鉄道運行の要...
記事全文を読む→阿佐ヶ谷姉妹が蛇と蛙になったNHK「ばけばけ」に思わぬ名作の予感がする「ビックリ連発」と髙石あかりの「ちょうどいい具合」
NHK朝ドラ「ばけばけ」が2週目を迎えた。
「超」がつくほど期待し、当初は毎回、楽しみに見ていた前作「あんぱん」が、回を追うごとにヒロイン偏重、やなせたかしをないがしろにした展開となり、「それから〇年が過ぎ」的タイムワープが頻出する脚本に嫌気がさした結果、今田美桜のことまで嫌いになりかけた…。
そんなこともあって「もう朝ドラに過度な期待は抱くまい」と心に決めたのだが…。
「ばけばけ」、いいですよ。第1回の冒頭、ヒロインの松野トキ(髙石あかり)がレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)に「耳なし芳一」を語り聞かせる場面からスタートすると、カメラは屋敷の庭に。するとそこでうごめいていた小さな生き物がこちらを見て「蛇です」「蛙です」「2匹合わせて蛇と蛙です」と言うシュールな展開に。しかもその「蛇と蛙」の声が阿佐ヶ谷姉妹の2人と知ってビックリだった。
その後、時代はヒロインの幼少期へと遡るのだが、いきなり藁人形を庭木に打ち付ける丑の刻参りのシーンで、またまたびっくり、まさか朝ドラで丑の刻参りの場面を見る日が来るとは、つゆほども思わなんだ。山崎ハコの「呪い」よろしく「コンコン」と釘を打っていたのは、ヒロインの父親・司之介(岡部たかし)。
トキの幼少期を演じた子役の福地美晴がカワイイだけでなく、舌を巻くほど演技が達者なものだから、これまた驚いた。子供らしくおどけたり、実に美味しそうにお椀のしじみ汁を飲んだり、ちょっとこの子は末恐ろしい存在だ。
で、夫婦デュオ「ハンバート ハンバート」による主題歌「笑ったり転んだり」が、またいい。「あんぱん」主題歌の「賜物」(RADWIMPS)はさんざん「作品の内容に合わない」と批判を受けていたけど、こちらはそんな問題はなし。
穏やかなトラッドフォーク調の曲ながら、その歌詞は「日に日に世界が悪くなる 気のせいか?(そうじゃない) そんなじゃダメだと焦ったり 生活しなきゃと坐ったり 夕日がとても綺麗だね 野垂れ死ぬかもしれないね」と、なかなか重い。
ただ、この後、ヒロインに訪れる貧乏と苦労を示唆するのみならず、物価ばかりが上がって毎日「じっと手を見る」ような最近のご時世にマッチしているように思え、一聴して好きになった。
世間ではこのオープニング場面に「キャスト表記の文字が小さすぎる」との文句が出ているようだが、裏を返せばそのくらいしか批判するところがないということだろう。
朝から貧乏話を見るのはキツイという声はあるだろうが、「おしん」のように「とことん」な感じはしないし、コメディータッチの演出と相まって、「辛さ」も「笑い」に変えてくれる。っていうか、「見ていてキツイ」と思うなら、NHKにトキ宛で米でも送ってあげなされ。
幼少期が終わってしまったのは少々寂しいが、当初こそ「誰?」と思っていた髙石の演技はなかなか上手い。それに、あまり可愛すぎたり、綺麗すぎる女優が演じていたら(髙石がそうじゃないというわけではない)「結婚に悩まないだろ」とか「本当に遊郭に売られちゃう」とか、余計なことが気になってしまいそうだから、彼女の雰囲気はちょうどいい塩梅だ。
過度な期待をしなかった分、えらく得をした感じの「ばけばけ」。むしろ名作の予感すら覚えている。
(堀江南/テレビソムリエ)
アサ芸チョイス
昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...
記事全文を読む→鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...
記事全文を読む→今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...
記事全文を読む→
